国際サッカー連盟(FIFA)は24日、年間表彰式ザ・ベスト・FIFAフットボールアウォーズ2019をミラノで開催し、バルセロナに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが男子年間最優秀選手賞を受賞した。

　昨シーズン、バルセロナでのタイトルはリーガ・エスパニョーラ制覇のみに終わったメッシだが、全公式戦50試合で51ゴールと大爆発。2019年の男子年間最優秀選手賞に輝いた。メッシは受賞の際のスピーチで、妻のアントネラさんと息子のチアゴ君、マテオ君について言及。家族が喜んでくれることが、最大の喜びであると語っている。

「自分が受賞するべきと考えてくれたすべての人たちに感謝をしたい。僕にとって、第一にあるのはチームで、個人賞は二の次となる。それでも、今日は僕にとって本当に特別な日となった。そこに、妻と息子たちがいるんだからね。彼らがここにいるのは初めてのことだ。チアゴは一度授賞式に参加したことがあるけど、そのときはまだとても小さかったし、何も覚えちゃいない。彼らの喜んでいる姿に、値打ちなんてつけようもないよ」

「息子たちはフットボールが大好きで、周りにいる選手たちを恥ずかしそうに見ている。これだけ素晴らしい選手たちに囲まれて、挨拶をするべきなのか、サインを頼めるのかも分からないでいる。今日は彼らと、まだまだ小さくて家でお留守番をすることになったシロと喜びを分かち合える素晴らしい日だ」

　メッシはまた、2016年に新設されたザ・ベストを初めて獲得した感想も口に。この賞が、チームメートがいたために獲得できたものであることを強調している。

「個人賞は長いこと勝ち取っていなかったし、これは欲しかった賞だ。良い感じだね。でも個人賞は、チームとして何かを勝ち取ったときにもらえるものなんだ。これは僕のためだけの賞にはならないさ」

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