beacon

“無観客ダービー”でインテル破ったユーベ、指揮官は試合決した“10番”を称賛

このエントリーをはてなブックマークに追加

勝利を決定づける2点目を挙げたFWパウロ・ディバラ

[3.8 セリエA第26節 ユベントス2-0インテル]

 セリエAは8日に第26節を行い、ユベントスインテルは“イタリアダービー”に臨んだ。ユベントスはMFアーロン・ラムジーとFWパウロ・ディバラが2得点を挙げ、2-0で勝利を収めている。

 伝統のダービーマッチは新型コロナウイルス流行の影響で無観客試合に。上位を争う両者の戦いは異様な静けさの中で行われた。ユベントスは4-3-3の布陣で、最前線にFWドウグラス・コスタ、FWゴンサロ・イグアイン、FWクリスティアーノ・ロナウドを起用。インテルは3-5-2の布陣で、2トップにFWロメル・ルカクとFWラウタロ・マルティネスを配置した。

 前半は拮抗状態のまま0-0で折り返すと、後半10分にユベントスが先制。MFブレズ・マトゥイディがPA左の深い位置から折り返し、C・ロナウドがボールを止め、最後はラムジーが右足シュートでゴールに押し込んだ。

 ユベントスは後半22分に追加点を挙げる。MFロドリゴ・ベンタンクールが高精度パスで途中出場のディバラに配球。右サイドからPA手前にボールを運んだディバラは、ラムジーのワンツーから巧みな左足タッチで相手DFをかわすと、そのまま左足アウトサイドでゴール左隅に流し込んだ。

 終了間際にはC・ロナウドが何度もゴールに迫るも得点には至らず。しかしユベントスはそのまま点差を守り切り、2-0で試合終了。勝ち点3を積み重ね、再び首位に浮上した。

 ユベントスの公式サイトでは、試合後のマウリツィオ・サッリ監督のインタビューを掲載。指揮官は「まだ多くの試合が残っているとはいえ、重要な勝利だ。先は長いが、今日は良いクオリティを見ることができた」と勝利を噛みしめる。

「相手は前半戦を高い位置でプレーし、パフォーマンスが落ちた。私たちはプレーを改善してゴールを決めることができた。インテルのような危険なチームを相手にほぼチャンスを与えなかったことに満足しているよ」

 試合前のイタリア紙ではC・ロナウド、ディバラ、FWフアン・クアドラードを最前線の3枚と予想。しかし実際はC・ロナウド、イグアイン、D・コスタとなった。指揮官は「クアドラードを高い位置で起用すれば、より守備的なオプションがなくなってしまう。だからD・コスタをあのポジションで起用したんだ」と説明。「ハングリーな状態のディバラを交代要員としてピッチに送り出せたのも良かった」と試合を決めた“背番号10”を称賛した。

●セリエA2019-20特集
●冨安健洋の試合はDAZNで!!“初月無料”ライブ配信中

TOP