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新型コロナ被害多数のバレンシア、欧州での蔓延前にオーナーが警告を発していた

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バレンシアのオーナーを務めるピーター・リム氏

 バレンシアのオーナーを務めるピーター・リム氏が、新型コロナウイルス危機当初に同クラブのアニル・マーシー会長にアラートを発していたようだ。『ニューヨーク・タイムズ』に語られた内容をスペイン『マルカ』が伝えている。

 中国で初めに感染が確認され、今となっては世界中に広がっている新型コロナウイルス。イタリア、そしてスペインでは特に深刻な状況となっているが、バレンシアのオーナーであるリム氏は母国シンガポールからスペインに向けて注意喚起していたようだ。

 マーシー会長は以下のように語っている。

「(リム氏が)私に言ってきたんだ。『今すぐできるだけのアクションを起こすべきだ。(新型コロナは)あなたのところにもやってくる』とね」

「生物学的な爆弾だったことは間違いないが、それはすべてあとから分かったことだ。私からすれば、感染症が蔓延しているときにスタジアムに3、4万人を集めることは、爆弾のようなものだ。だが、クラブができることは限られている」

 しかし、バレンシアは3月半ばの時点でDFエセキエル・ガライ、DFエリアカン・マンガラ、DFホセ・ルイス・ガジャら選手たちやスタッフを含め、チーム内の35%が感染していることを発表。リーガ・エスパニョーラのなかでも特に被害を受けたクラブの1つとなり、リム氏の警告を生かすには至らなかった。

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