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新型コロナウイルスで打ち切り危惧のセリエA、再開方針で全クラブ合意

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 セリエAは現地時間21日、2019-20シーズンを打ち切らず完了する方向を模索していくことで、同リーグに属する全20クラブが合意したことを発表した。

 新型コロナウイルスにより最も深刻な影響を受けた国の1つであるイタリア。セリエAも中断が続いているが、これまで多くのクラブがシーズンの再開・完遂に反対していた。

 特に、ブレシアのマッシモ・チェリーノ会長は「仮に試合が再開されても、ブレシアはプレーしないことを改めて強調したい。挑発なんかではない。ポイントを剥奪したければすればいい。私が全責任を負う」とまで公に発言していた。

 しかし、今回のセリエAの発表によれば、そのブレシアを含めてすべてのクラブが再開を目指す方針に同意している。

「レガ・セリエAの総会は今朝(現地21日朝)会合を開き、テレビ会議での関連する20企業(クラブ)による満場一致の投票で、政府が許可した場合に健康と安全を守るのための規定を完全に順守して2019-20シーズンを完了させる意向を確認した」

「以前にも強調されていたように、いわゆるフェーズ2においてのスポーツ活動の再開は、FIGC(イタリアサッカー連盟)の決定と同様にFIFA(国際サッカー連盟)とUEFA(欧州サッカー連盟)の指示に従い、サッカー選手とすべてのプロフェッショナルを守るための医療実施要綱を遵守して行われることになる」

 また、正式には決定されていないが、セリエAのチームは5月4日にトレーニング再開を目指していくと設定したが、イタリアのスポーツ省のヴィンチェンツォ・スパダフォラ大臣は「今のところ、5月4日のトレーニング再開もシーズン再開も確認できない」とコメントした。

 さらに、「水曜日にはFIGCに会ってトレーニング実施要項を提示し、一緒に評価していくことになるだろう。非常に慎重に評価するが、トレーニング再開が大会再開を意味するかのような錯覚を与えてはならない」と、練習が再開されたとしても試合開催の可否には別のハードルが用意されることを伝えている。

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