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アーセナルの補強プランに大打撃…来季に最大で190億円の損失

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 アーセナルが巨額の損失を被ることになるかもしれない。アーセナルのサポーター・トラスト(AST)が試算している。

 世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの影響を受けるフットボール界では、3月中旬までに各国リーグ戦が中断され、先行きは不透明だ。これを受け、多くのクラブが財政難に直面することが確実で、アーセナルでは先日に選手とコーチングスタッフに対して12.5%の減給で合意した。それでも、仮に今シーズンが再開されなかった場合や、無観客での開催を余儀なくされた場合、巨額の損失を出すことが予想される。

 ASTは、新型コロナウイルスの影響で見込まれる損失を算出。残り全ての試合が無観客で行われた場合、2020年5月の決算で1900万ポンド(約25億円)の損失が予想される。ちなみに、シーズンが中断されなかった場合は、400万ポンド(5億3100万円)の収益を計上できる可能性があったようだ。

 また、現段階で不透明だが、2020-21シーズンすべてでスタンド閉鎖下によるホームゲーム開催の可能性もある。マッチデーインカムはアーセナルの収益の24%を占めており、通常7000万ポンド(約93億円)程度とされるシーズンチケットなどのプリペイド収入すら得られなければ損害は計り知れない。ASTによると、来シーズンすべてで無観客試合になれば、収入の3分の1に当たる1億4400万ポンド(約191億円)を失う可能性があるようだ。

 今シーズン、大不振に陥ったアーセナルは、今後複数回の移籍市場でチーム立て直しに向けて補強に動くことが予想されるが、ASTが予想するように大幅な損失に見舞われれば、ミケル・アルテタ監督は補強プランの再考を余儀なくされそうだ。

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