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スボティッチ、ブンデス再開に苦言「数か月先に再開しても、まだ早すぎるかもしれない」

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DFネベン・スボティッチが再開に苦言

 ウニオン・ベルリンに所属する元セルビア代表DFネベン・スボティッチは、リーグ再開の決定に納得できていないようだ。イギリス『BBC』のインタビューでその決断への不満を示した。

 DFL(ドイツサッカーリーグ)は7日に、今月16日からのブンデスリーガ1部・2部のシーズンを再開する決断を発表。各クラブが支持していると伝えられる再スタートだが、疑問を抱く選手も少なくないようだ。

 ドルトムント時代から積極的に慈善活動に取り組むことで知られるスボティッチもその1人。『BBC』でDFLやクラブが「経済面の話ばかり強調する」と指摘すると、「社会的、文化的な組織である」ことを忘れてはいけないと強調。次のようにも語った。

「いつ再スタートするにしても早すぎると思うんだ。数週間待ってもまだ早すぎるし、もう始めていたとしても早すぎていただろう。数か月先に再開しても、それでもまだ早すぎるかもしれない」

「(感染のリスクが)みんなが気にしている大きなテーマだと確信している。多くの選手たちは仕事をなんとかこなすためにそれを考えまいとしていると思う」

「僕たち全員にとって微妙な状況だ。ポジティブなコメントを残しながらリーグを終えるのは無理だろう。危機管理を徹底して、なるべく被害を受けずにシーズンを完結することを考えなければいけない」

 スボティッチはまた、「自分の身体のことをまだあまり理解しない若い選手たちがケガすることを心配している。本来は1日間の休養が必要でも常に100%を出し切ろうとするからだ」とも言及。ほとんどのチームが最低必要と見られる2週間のチームトレーニングを行っていない状態でプレーすることになることから、特に若手の故障を懸念しているようだ。

 なお同選手は無観客試合での開催に関しては、「僕は彼ら(ファン)のためにプレーしている。彼らこそがこのすべてを特別なものにしてくれる存在なんだ」とコメント。サポーターがスタンドから声援を送るなかでまたプレーできる日を「楽しみにしているし、大きな目標。それが僕のモチベーションだ」とも語っていた。

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