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「すべてが“売るクラブ”。週給1億円は断れないはずだ」リバプールOBが移籍市場に持論

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リバプールの主力であるFWモハメド・サラー

 リバプールのOBジョン・バーンズ氏が、近年のサッカー界における移籍市場について持論を述べた。

 昨季14年ぶりにUEFAチャンピオンズリーグを制したリバプール。今季もクラブ史上初のプレミアリーグ制覇が間近に迫っており、ユルゲン・クロップ監督のチームは世界中で高く評価されている。近年の成功によって、多くの選手が憧れる存在となり、モハメド・サラーサディオ・マネら主力選手のキープも可能となっている。

 そんな中バーンズ氏は『WION』に対し、近年の移籍市場について言及。金銭的に好条件のオファーがあれば選手は移籍を決断する可能性が高いとし、クラブが長期的に選手を維持することは難しいと語った。

「現代フットボールでは、すべてのクラブが“売るクラブ”だ。バルセロナですらネイマールの売却を余儀なくされた」

「今の選手を魅了しているものは、給料だ。マネであろうとサラーであろうと、どんな選手でも週給100万ポンド(約1億3000万円)をオファーされれば、そのクラブのクオリティや格に関係なく移籍するだろう。これが現代フットボールの現実なんだ」

 そしてリバプールの過去の移籍市場について語りつつ、選手の持つ力が大きくなりすぎることを危惧している。

「多くの素晴らしい選手が去った。ルイス・スアレス、フェルナンド・トーレス、フィリペ・コウチーニョといったね。今は素晴らしいけど、最終的には選手が来て、出ていくんだ」

「私はいつもサポーターには選手ではなくクラブをサポートして欲しいと言ってきた。選手は自分の意志に反して残留を強制されない。それはクラブよりも選手が力を持つことになり、ピッチ上でのパフォーマンスに対する責任感が薄れてしまう」

「でもクロップであれば、選手とクラブをうまくコントロールできるから、そんなことは起きないと断言できるよ。彼がいる限り、選手は一戦を超えてはいけないと理解しているからね」

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