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ザック氏が持論「ケガ人は空気がよどんだ場所で続出する。順風満帆なチームではない」

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 元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が8日、イタリア紙『トゥット・スポルト』のインタビューに応じて負傷者などについて持論を展開した。

 過去に日本代表を率いてブラジル・ワールドカップに出場したザッケローニ氏。ミランやユベントス、インテルなどセリエAのビッククラブの指揮官を歴任した経験を持つイタリア人指揮官は、まもなく再開するイタリアサッカーを心待ちにしている。12日には、自身の古巣であるユベントスとミランがコッパ・イタリア準決勝セカンドレグで対戦。ザック氏は、「ユベントスvsミランは見るつもりだよ。楽しみにしているし、待ちきれない」と期待を膨らませている。

 一方、ザック氏は長期にわたる活動停止期間の影響を懸念。ケガ人が続出する可能性を危惧した。

「これほど長い活動停止期間にあれだけのことが起きた。シーズン再開後に何が起こり得るかを選手の立場に立って考えなければならないと思う。残念なことだが、負傷者が相次ぐのではないかと想像している。すべてが通常とは違う」

 続いてザック氏は過去のユベントスでの体験などを踏まえ、負傷者が発生する要因について持論を展開した。

「キャリア終盤の選手も多く、毎度のように多くの負傷者が出ていたことを思い出す。1シーズンにケガ人が12~13人以下になったことはなかった。ところで、私の考えなのだが聞いて欲しい。多くのケガ人が出たチームをシーズンごとに分析していくと、そのチームには緊迫感が漂っていることが分かる」

「選手たちは、いわゆる“空気がよどんだ”場所でケガをする。重要なメンバーが不在であるとか、ライバル関係があるとか、チーム内の絆がないとか、金銭が支払われないとか、そういった環境にあると筋肉系のトラブルが多く起こる。順風満帆なチームにおいて、多くの負傷者が出ることはない」
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