ついにラ・リーガも再開!! 「史上最も奇妙な」“45分間”マッチはラージョに軍配
ラ・リーガは10日、2部リーグ第20節延期分のラージョ対アルバセテで3か月ぶりの再開を迎えた。半年前に一度は開催されながらも、サポーターから差別的なコールが行われたため前半限りで中断となっていた一戦。後半45分間だけの試合は、ホームのラージョが10人のアルバセテを1-0で破った。
スペインリーグは新型コロナウイルスの感染拡大により、3月10日に行われたエイバル対ソシエダの一戦を最後に中断していた。1部リーグは6月11日にセビージャ対ベティスで再開予定。これに先立ち、半年間にわたって中断していた2部リーグのラージョ対アルバセテから開催された。5月中旬再開のブンデスリーガに続き、欧州主要国では2つめの再開リーグとなった。
ラージョ対アルバセテは当初、昨年12月15日に行われていた。ところがラージョのサポーターがアルバセテのMFロマン・ゾズリャに対し、「ナチス」と呼びつけるコールをしたため試合が中断。前半終了時点で中止となった。ゾズリャはかつてラージョにも所属していたが、ネオナチとの関連が噂されてサポーターの反発を呼び、出場機会がないまま退団していた。
こうした理由から、この日は後半0分からのスタート。さらに半年前の一戦では前半アディショナルタイムにアルバセテのMFエディー・シルベストレが退場していたため、11人対10人でのキックオフとなった。アルバセテは当時から指揮官も交代しており、スペイン紙『アス』は前日の特集記事で「歴史上最も奇妙なゲーム」と見出しを打った。
試合前の握手などは行われず、代わりに新型コロナウイルスの犠牲者に向けて1分間の黙祷が行われた。バックスタンドには「NUNCA OS OLVIDAREMOS(あなたたちを決して忘れない)」との横断幕が掲示。控え選手たちはアップ時を除いてマスクと手袋を装着し、チーム関係者はバックスタンドで空席を置いて観戦するなど、感染防止策もいたるところで行われた。
試合は序盤から数的優位のラージョが支配し、サイドからのクロス攻勢で一方的にアルバセテを押し込む展開。すると16分、MFルイス・アドビンクラがPA外から強烈なシュートを突き刺して先制に成功した。今季は無観客での開催だが、近隣アパートの高層階からラージョサポーターの父子が観戦しており、得点後にはタオルマフラーを掲げて喜ぶ姿も見られた。
その後はお互いに精度が足りず、拮抗した展開。35分には途中出場のアルバセテFWカルロス・ハビエル・アクーニャがPA際からボレーシュートを放った。ところがこれはわずかにミートせず枠外。このままスコアは動かずタイムアップを迎え、ホームのラージョに軍配が上がった。
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ラージョ対アルバセテは当初、昨年12月15日に行われていた。ところがラージョのサポーターがアルバセテのMFロマン・ゾズリャに対し、「ナチス」と呼びつけるコールをしたため試合が中断。前半終了時点で中止となった。ゾズリャはかつてラージョにも所属していたが、ネオナチとの関連が噂されてサポーターの反発を呼び、出場機会がないまま退団していた。
こうした理由から、この日は後半0分からのスタート。さらに半年前の一戦では前半アディショナルタイムにアルバセテのMFエディー・シルベストレが退場していたため、11人対10人でのキックオフとなった。アルバセテは当時から指揮官も交代しており、スペイン紙『アス』は前日の特集記事で「歴史上最も奇妙なゲーム」と見出しを打った。
試合前の握手などは行われず、代わりに新型コロナウイルスの犠牲者に向けて1分間の黙祷が行われた。バックスタンドには「NUNCA OS OLVIDAREMOS(あなたたちを決して忘れない)」との横断幕が掲示。控え選手たちはアップ時を除いてマスクと手袋を装着し、チーム関係者はバックスタンドで空席を置いて観戦するなど、感染防止策もいたるところで行われた。
試合は序盤から数的優位のラージョが支配し、サイドからのクロス攻勢で一方的にアルバセテを押し込む展開。すると16分、MFルイス・アドビンクラがPA外から強烈なシュートを突き刺して先制に成功した。今季は無観客での開催だが、近隣アパートの高層階からラージョサポーターの父子が観戦しており、得点後にはタオルマフラーを掲げて喜ぶ姿も見られた。
その後はお互いに精度が足りず、拮抗した展開。35分には途中出場のアルバセテFWカルロス・ハビエル・アクーニャがPA際からボレーシュートを放った。ところがこれはわずかにミートせず枠外。このままスコアは動かずタイムアップを迎え、ホームのラージョに軍配が上がった。
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