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冨安健洋、現地のコロナ規定でチームの合宿へ出発できず…ボローニャは特例適用求める

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ボローニャDF冨安健洋

 ボローニャに所属する日本代表DF冨安健洋の合宿合流が遅れる見込みであると、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』など複数紙が27日に伝えている。

 21歳の冨安は昨夏シントトロイデンからボローニャに移籍すると、すぐさま右サイドバックのレギュラーの座を獲得し、不動の地位を築いた。リーグ再開後も過密日程の中、全試合に先発し、7月18日のミラン戦ではセリエA初ゴールも記録する活躍を見せた日本代表DFだったが、7月21日のアタランタ戦で右太ももを負傷。8月2日のセリエA最終節を待たずにチームを離脱し、日本へ帰国していた。

 ボローニャは27日、9月19日に予定されている新シーズンの開幕へ向けてピンツォーロでの合宿へと出発。しかしシェンゲン協定国以外である日本からイタリアに戻った冨安は、現地の新型コロナウイルス対策の規定に従い、ボローニャで14日間の隔離生活を求められている。このまま規定に従った場合、8月22日にイタリアに入国した冨安がチームに合流できるのは合宿最終日の9月5日となる。

 だが『ガゼッタ・デロ・スポルト』によると、日本代表DFがすでに2回のPCR検査を受け、いずれも陰性の結果となっていることから、隔離期間を短縮して8月30日にもチームに合流できるよう、クラブはアスリートに関する特例の適用を管轄の保健所に対して求めているようだ。

 冨安の動向には、『コリエレ・デロ・スポルト』も注目。「トミヤスは時間との戦いに」との見出しで伝えている。冨安について、「昨年はすぐさま右SBのレギュラーの座をつかみ、まもなくチームの要となった」と振り返りつつ、今夏の合宿においては、「(シニシャ)ミハイロヴィッチが宣言したようにセンターバックでのプレーに取り組むはずだった」と指摘。「難しいと思われるが、合宿初日の28日にピンツォーロ入りできる可能性も残されている」と早期の合流に期待を寄せた。

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