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ボローニャの合宿合流の冨安健洋に伊紙が注目「彼はクオリティの飛躍ができるはず」

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 DF冨安健洋が所属するボローニャは昨シーズン、シニシャ・ミハイロビッチ指揮下で安定した順位を保ち、前年を上回る47ポイントを獲得。12位でシーズンを終えた。しかし、リーグ戦での失点は65とセリエAでワースト6位の成績。ボローニャは新シーズンに向けて、守備面の改革に取り組んでいる。

 そこでイタリア紙は、「トミヤスとメデルはセンターバックへコンバートか」とのタイトルでボローニャの守備に注目。戦力が余剰の中盤からメデルを、ミハイロヴィッチの愛弟子DFロレンツォ・デ・シルベストリが加わったことでローテーションにゆとりができる右サイドバックから冨安をCBへ移す案が「考えられるシナリオ」であるとし、守備力を強化する案を特集で分析している。

 特集ではまず、冨安の動向を紹介している。日本からイタリアに入国したことでチームへの合流が遅れていたが、PCR検査により新型コロナウイルス陰性が確定。保健所から特例を受けて30日に合宿が行われているイタリア北部ピンツォーロに到着し、23歳のオランダ人MFイェルディ・スハウテンと相部屋となったことを伝えた。

 続いて合宿においては、「CBへの変身が現実となり得るのかを見極める」ことになると指摘。「ミハイロヴィッチや他の幹部たちも、日本人選手が守備ラインの中央でクオリティの飛躍ができると考えているはずだ」との見解を示した。ただ現段階で不確実な要素として、「すでに選手の準備ができているかどうか。セリエAで安定したパフォーマンスを示すことができるかどうか」を挙げ、「このプロセスには多少の時間が必要になるが、合宿は着手するに完璧な場であるように見える」と主張した。

 なお指揮官のミハイロビッチは先日、新型コロナ感染が発覚。ボローニャに残り、ネットを通じて指導を行っている。『スカイスポーツ』のインタビューに応じた戦術コーチのエミリオ・デ・レオは、「監督は無症状で元気だ。みんなと一緒にいられず、悔しがっている」と伝えている。

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