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輝きを失いつつあるユーベの“宝石”ディバラ、来夏プレミアリーグ移籍も視野か

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輝きを失いつつあるFWパウロ・ディバラ

 ユベントスで10番を背負うアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラ(27)は、来季プレミアリーグ挑戦の噂が立ち始めている。6日、『90min』が伝えた。

 他クラブへの移籍は以前から話はあり、昨シーズンはマンチェスター・ユナイテッドやトッテナムとの話が固まりつつあった。しかし、ユベントスに愛情があるディバラの決断によって移籍は立ち消えた。その後、背番号10はセリエA優勝を勝ち取り、年間最優秀選手賞も獲得した。

 しかし今シーズン、チームでの立ち位置が不安定になりつつある。昨シーズンまでのマウリツィオ・サッリ監督体制で出場機会を手にしたものの、アンドレア・ピルロ監督体制では出場機会が約束されず。FWクリスティアーノ・ロナウドやFWアルバロ・モラタ、FWデヤン・クルゼフスキを始め、前線やサイド、中盤の駒が揃うユベントスの中で、ディバラはその真価を発揮しきれずにいる。

 ディバラの契約は残り18か月。『90min』によると、ユベントスは2022年6月以後の延長を狙っているが、ディバラ自身は迷いが生じている。代理人はプレミアリーグのビッグ6である、マンチェスター・U、リバプール、チェルシー、トッテナム、マンチェスター・C、アーセナルに連絡。21年には移籍の可能性があることを示唆したという。

 ディバラにはヨーロッパ各地から関心が寄せられており、パリSGもそのひとつだ。クラブが抱えるエースFWキリアン・ムバッペは来夏のレアル・マドリー移籍の可能性が高い。パリSGはその場合に備えて、獲得候補に入れている。

 もちろん、ユベントスもエース放出は考えていない。強化部門責任者ファビオ・パラティチ氏が10月時点で新契約について明言。しかし今シーズンここまでの起用法で、ディバラに新たな選択肢を生み出してしまったようだ。

 だが、ディバラは何よりもユベントスを愛しているという。その上で、チームのエースになることを望んでいるものの、契約が短くなる中で、自身のキャリアのために悩みは続く。プレミアリーグのクラブは、ディバラの意思確認ができない限りは様子見を継続させる模様。もしも来夏移籍という結論に至った場合、激しい争奪戦がスタートすると見られている。

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