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大迫勇也にまたも批判集中…ブレーメン幹部が言及「それもサッカーでは付き物」

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ブレーメンFW大迫勇也

 ブレーメンのプロ部門兼スカウティングのトップを務めるクレーメンス・フリッツ氏が、会見に臨み、その中で周囲からの批判が止まない日本代表FW大迫勇也についても語った。

 大迫は昨年9月の今季開幕節ヘルタ・ベルリン戦(1-4)で前半のみで交代され、ホームサポーターがそれを歓迎するかのように拍手。その後7試合スタメンに名を連ねることがなかったものの、複数の同僚アタッカーが負傷離脱を強いられ、第9節ボルフスブルク戦からの6試合中5試合には先発出場。しかし、フロリアン・コーフェルト監督は2日のウニオンとのホームマッチ(0-2)ではその低調なパフォーマンスを受け、MFレオナルド・ビッテンコートとともに前半のみでの交代を言い渡すことに。そして、ネットなどではまたも大迫に批判が集中した。

 会見では直近リーグ戦6試合で1勝5敗と不調に陥っているチームの現状などについて語ったフリッツ氏は、批判の的となっている大迫に対するにも言及。「彼は私にとって、依然として経験豊富な選手だ。もちろん誰も批判を受けることを望まない。だが最終的には我々は全員、批判に強くなければならないし、サッカーでは付き物の一つだ。それにユウヤは自分の中でそれらを正しく整理できるだけの経験を持っている」と指摘すると、次のようにも続けた。

「大事なの、彼がトレーニングで自信を取り戻すこと、練習グランドで全力で取り組むことだ。時には自分に圧力をかけ過ぎることもあるため、ちょっとばかりの余裕を持って、やはりトレーニングで頑張るのがベストだろう。チームに確かな付加価値をもたらす存在になるためにもね。彼の個の力に関して語る必要はないだろう。だが当然、我々も彼自身も、彼がそれをピッチ上で見せることを望んでいる」

 18年にケルンから加わった大迫はブレーメンとの契約は22年まで。今冬の移籍の可能性も報じられる中、同クラブで最も苦しい時期を過ごすアタッカーは昨季終盤戦でのリーグ戦4試合で4得点記録したころの姿を取り戻せるのだろうか。

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