サウサンプトンの日本代表FW南野拓実が、新天地でいきなりゴールを決めてみせた。だがこの活躍に、レンタル元のリバプールサポーターは複雑な感情を抱いているようだ。

　現地時間6日に行われたプレミアリーグ第23節で、ニューカッスルと対戦したサウサンプトン。南野は早速先発出場を飾ると、2点を追う状況の前半30分、左からのパスをペナルティーエリア外からボックス内へとトラップして左足を振り抜き、ゴールのニア上をぶち抜くファインゴールを決めてみせた。しかし、チームはその後点の取り合いの末、2-3で敗れている。

　リバプールの地元紙『Liverpool Echo』は、今季終了までのレンタルで放出した南野が新天地ですぐさま結果を残したことを受け「リバプールにとって悲惨な判断だった」として、リバプールサポーターが早くも南野のレンタルバックを希望していると強調。その反応を伝えた。

　同メディアは、「特別なスキルがあることを示した。それを私はセインツのファンに言っていたんだよ。なんてタッチだ。そして素晴らしいフィニッシュ。いいぞ、タキ」、「とてつもなくラブリーなタキ。貸し出しが悲惨な判断だったとクラブに示してしまったね」、「おめでとうタキ。とてつもなく素晴らしいフィニッシュを決めたね」、「早く戻ってきてくれミナミノォォォォォ!!!」といったファンのSNSでのリアクションの一部を伝えている。

　今冬の移籍市場でリバプールからセインツへと期限付き移籍を果たし、初戦から結果を残した南野拓実。現在12位のサウサンプトンを上の順位へと導くことができるのか、後半戦のさらなる活躍が期待される。

---

●海外組ガイド●プレミアリーグ2020-21特集