レアル・マドリーに所属するドイツ代表MFトニ・クロースの弟であるMFフェリックス・クロースが、兄の冷静ぶりを表すエピソードを明かした。スペイン『マルカ』が伝えている。

　現在、ドイツ2部のブラウンシュバイクでプレーしているフェリックス・クロース。同選手は『DAZN』のインタビューで、いつもピッチ上で冷静なプレーを見せる1つ年上の兄トニについて、「試合前に会話できるのは何分前くらいまで?」と問われると、「兄はワールドカップ決勝の5分前でも電話で雑談できるよ」とコメントした。

　レアルは先日にUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準々決勝でリバプールと対戦。この20分前にも、ドイツ2部リーグで残留争い中のブラウンシュバイクのライバルクラブの結果について兄弟で話していたとのことだ。

「あの時は終わったばかりのオスナブリュック対レーゲンスブルクの試合について話していたかな。僕たち(ブラウンシュバイク)にとっては良い結果となった」

「試合はレーゲンスブルクが1-0で勝ったんだ。僕は引き分けなら悪くない結果だと話したんだけど、兄は『いや、オスナブリュックが負けた方が良かっただろ』って言ってきたね」

　ビッグマッチ前でも、弟の所属チームに関わる他チームの状況をしっかりと把握しているトニ・クロース。同選手の理学療法士を務めるハイメ・ベニート氏は「彼は決して緊張することがない人間だ。ハーフタイム中にも電話でメッセージして何事もなくピッチに戻る。彼のようにいつでも冷静さを保つのは誰もができることではない」と話していたとのことだ。

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