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板倉滉にセルティック行きの可能性…フローニンゲンOBは成功を確信「次のステップを踏める」

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DF板倉滉にセルティック移籍の可能性

 U-24日本代表DFの板倉滉にスコットランド名門のセルティック行きの可能性が浮上。イギリス『デイリー・レコード』は、同選手が過去2年半過ごしたフローニンゲンのOB、元FWのヤン・メンネガ氏のコメントを紹介した。

 セルティックは新シーズンに向けて横浜F・マリノスからオーストラリア人指揮官のアンジェ・ポステコグルー監督を招へい。J1リーグを良く知る指揮官の内定に伴い、現地メディアでは同監督の教え子であるFWオナイウ阿道や川崎フロンターレに所属するMF三笘薫らのスコットランド行き報道が過熱。そして、横浜と同じシティ・フットボール・グループ傘下のマンチェスター・シティに在籍し、エールディビジのフローニンゲンに送り出されていた板倉を狙う可能性も報じられている。

『デイリー・レコード』はそんな板倉についてフローニンゲンOBのメンネガ氏に取材。オランダメディアで同クラブのエキスパートを務める同氏は「イタクラは2年ほどフローニンゲンでプレーし、最初は少しばかり問題を抱えていたが、徐々に改善し、昨季はクラブのベストDFとなったね」と評すると、「それを見ると、彼は次のステップを踏む準備ができていると言えるだろう。良いパスを出せる優れたDFだ。イタクラは大きなファイター、盛大なバトルを繰り広げるタイプのDFではないだろう。彼の強みは試合を読めることにあり、常に自身のプレーを改善しているのが重要なポイントだ」と特徴について言及。「起こり得る危険を察知できるし、彼がセルティックでプレーできると確信する」とも強調した。

 板倉がセルティックに加われば、8年前に現リバプールのオランダ代表DFフィルヒル・ファン・ダイクと同じルートでのステップアップとなる。しかし、メンネガ氏は2人の比較は避けたい様子で、このように話している。

「当然、フィルヒルがフローニンゲンからセルティックに渡り、今回イタクラもそうすることになるかもしれないからにはそういった繋がりはある。しかし、現実的に考え、彼がそのレベルではないことを理解しないといけない。フィルヒルがセルティックに向かったころはもちろん今ほど優れていなかったけど、当時のキャリアの段階でも今のイタクラより優れていただろう。それは、ファン・ダイクはトップクラスなので当然。どこのクラブから獲得したかだけに基づいて比較するのは非常にアンフェアだよ」

「私が言えるのは、彼がセルティックで求められるレベルへのステップを踏めると感じていることだけ。当然ながらどんな移籍でも断言するのは不可能。必ず上手くいくとは言い切れないが、彼にはポテンシャルがあり、良い形での成長を続けているので、次のステップを踏めることを信じている」

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