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メッシ契約延長のために…危機的状況のバルセロナ、選手大量放出を画策か

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バルセロナは、FWリオネル・メッシと契約延長するために複数選手の放出に動いているようだ。スペイン『マルカ』が伝えている。

バルセロナに数々の栄光をもたらしてきたメッシだが、現行契約は先月末で満了。現在はフリーとなっている。ジョアン・ラポルタ会長はかねてから契約延長に自信を見せていたが、未だ合意には至っていない。バルセロナ財政事情に詳しい専門家マルク・シリア氏は、『Goal』のインタビューで「ラ・リーガのサラリーキャップをクリアできない」と指摘している。

そんな中、バルセロナはメッシと契約更新するための資金確保に奔走しているようだ。『マルカ』によると、ウォルヴァーハンプトンへ買い取りオプション付きレンタルで放出したトリンコンに続き、複数の選手を放出する考えのようだ。すでにDFジュニオール・フィルポは移籍金1500万ユーロ(約20億円)でリーズ移籍が迫っているという。

また、ミラレム・ピャニッチとサミュエル・ユムティティにも契約解除を提案したようだ。両選手はこの提案を拒否したようだが、今夏に退団することが見込まれており、その場合3500万ユーロ(約46億円)分の年俸を抑えることができる模様。さらにフィリペ・コウチーニョも放出したい考えのようだ。バルセロナはブラジル人MFの放出で5000万ユーロ(約66億円)の資金確保を目論んでいるが、買い手がつかなければレンタル移籍になるという。

さらに同メディアは「市場はそれほど大きくない」としつつ、マルティン・ブライスワイト、カルレス・アレニャー、クレメント・ラングレ、アントワーヌ・グリーズマンにも売却の可能性があると報道。グリーズマンに関しては毎シーズン年俸が上昇する契約となっているようだ。

トップチームの費用が全収入の110%と異常な状況に陥っているとみられるバルセロナ。コロナ禍で財政難に苦しむ中、主将との契約延長には選手の大量放出が必須となっているようだ。

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