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「私の大失敗は他の人間にとっての大成功」“モウリーニョ節”全開のローマ就任会見に

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チームに合流したジョゼ・モウリーニョ監督

 新シーズンからローマを指揮するジョゼ・モウリーニョ監督が、就任会見に臨んだ。

 ポルトでUEFAチャンピオンズリーグ制覇を達成して大きな注目を集め、チェルシー、インテル、レアル・マドリー、マンチェスター・ユナイテッドと、各国ビッグクラブの指揮官を歴任してきたモウリーニョ監督。今年4月にトッテナム指揮官を解任された。それから1ヶ月後、2021-22シーズンより、ローマを指揮することが決定している。

 行く先々でビッグタイトルを手にしてきた名将だが、記者会見ではそのタイトルが自身の成功を裏打ちするものだと主張。“モウリーニョ節”全開で自信をのぞかせている。

「今の私は、これまで私が行ってきたことの犠牲者だ。残念ながら、大衆が私をどう見ているかの犠牲者なんだ」

「マンチェスター・Uでは3つのトロフィーを獲得したが、大失敗とまで言われた。苦しい時期に就任したトッテナムでは(リーグカップ)決勝に進んだが、指揮することができなかった。私にとっての大失敗でも、他の人にとっては大成功なんだ」

「目標? 非常に現実的な話をすれば、最初の試合に勝つことだ。その後に次の目標を考える。このチーム・クラブにはやるべきことがあり、日々改善していく必要がある。それが目標だ。毎日良くなっていく必要がある」

 また会見では「すでに一流の指揮官ではないと考えている人」へコメントを求められると、「それにはもう答えた」とし、以下のように続けている。

「直近在籍した3つのクラブ、チェルシーではリーグ優勝して、マンチェスターでは3つのトロフィーを獲得し、トッテナムでは指揮できない決勝に進んだ。私にとっては大失敗でも、他の人間は人生で一度もやったことがない。それは私のせいだな」

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