イタリア代表MFマヌエル・ロカテッリが12日、イタリアメディア『スカイスポーツ』のインタビューに応じ、スペイン戦でのPKや今後の自身の去就について言及した。

　イタリアの優勝で幕を閉じたEURO(ユーロ)2020では、グループステージ第2節のスイス戦でドッピエッタ(1試合2得点)の活躍でチームに大きく貢献したロカテッリ。そんな23歳MFを巡って今夏、マッシミリアーノ・アッレグリが指揮官に復帰したユベントスが獲得に乗り出している。

「今までは本当に考えていなかった。代表としてピッチに立ち、大会で全力を尽くさなければならなかったからね。明日以降、何が起きるか見守りたい。ユベントス?　偉大なチームであり、僕に関心を抱いてくれて嬉しく思う」。

　続いてロカテッリは、EURO2020準決勝のスペイン(1-1、PK戦4-2)とのPK戦を回想。1人目のキッカーとして登場したものの、失敗に終わった。

「僕は感情的なタイプなので簡単に流されてしまう。でもそんな自分に満足しているよ。スペイン戦ではPKを失敗し、世界が崩れ落ちる感覚だった。(ジョルジョ・)キエッリーニから繰り返し、『僕らは勝つから心配するな』と声をかけられた。昨日(イングランドとの決勝)もそうだったが、彼は正しかったね。僕は決勝でもPKを蹴るつもりだったのだが、幸運なことに他の選手たちが対処してくれた」

　最後に2日のベルギー戦でアキレス腱を負傷してチームを離脱したDFレオナルド・スピナッツォーラに言及。「彼とは最高の関係を築いている。昨日、彼とハグできたことは感動的だったよ。彼は素晴らしいパフォーマンスを見せていたので、最後までピッチで戦えなかったことは残念だったが、きっと復活するはずだ」と語った。

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