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レアル会長、過去の音声流出に声明「もう何年も前のもの。私がスーパーリーグ主催者だから今さら流れた」

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フロレンティーノ・ペレス会長が声明を発表

 レアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長が、自身の過去の音声が流出したことについて声明を発表した。

 この夏、クラブの生ける伝説であったDFセルヒオ・ラモスを放出したレアルについて、スペインメディア『エル・コンフィデンシアル』がペレス会長のそうした存在の扱い方を特集記事として掲載。そしてペレス会長が過去に話していた音声も公開した。その音声はペレス会長が成績不振によって第一次政権を終えた2006年から、第二次政権を始める2009年までの間を中心に録音されたとされたようで、「カシージャスとラウルは大きな紛い物」 「カシージャスがマドリーにふさわしいGKであったことは一度もない。女好きの子犬だ」 「思い上がったラウルがマドリーを破壊している」などクラブの象徴だった2選手を対象に辛辣な発言を繰り返している。

 ペレス会長はスペインで大きな話題となったこの音声について、クラブを通じて声明を発表。音声の内容は2015年に発売されたホセ・アントニオ・アベジャン記者の著書『アサルト・アル・マドリー(Asalto al Real Madrid)』に掲載されていたものだが、そのことも考慮に入れた文を記している。

「エル・コンフィデンシアルが流布した私のいくつかの言葉を引用したニュースについては、ニュアンスを付け加える必要があると思います」

「使われている言葉は、ホセ・アントニオ・アベジャン氏によって秘密裏に録音された会話で話されているものです。彼は長年にわたってそれを売ろうとしていましたが、成功していませんでした。これだけ長い年月が経過したにかかわらず、今になってエル・コンフィデンシアルが使用したことに驚いています」

「それらの言葉は、大きなコンテクストの中から生じて、切り取られたものです」

「その会話をしてから何年も経ち、今になって使用されたことについては、私がスーパーリーグ主催者の一人であることに起因していると理解しています」

「この件については、私の弁護士たちに法的手段を講じるための調査を依頼しています」

 なおホセ・アントニオ・アベジャン記者は『ツイッター』で、このペレス会長の声明に反応。「私の犬たち、ジョンとブルースと山に行っていたんだが、この大騒ぎを見つけてしまったよ。うっとりしているね……。報道されているすべては私の2015年の本に載っている。フロレンティーノは説明をすることなく、メッセンジャーと思う人物を殺してくれることを求めているね」と記している。

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