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メッシ新天地の第1候補はやはりマンC…パリSGへの移籍は不可能か

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バルセロナ退団が決定したFWリオネル・メッシ

 バルセロナを退団したFWリオネル・メッシは次のクラブを自由に選ぶことができる。数週間前からフリーエージェントとなっていたメッシだが、バルセロナとの交渉が決裂したことで、来シーズンは他のクラブのユニフォームをはじめて着ることになった。スペイン『マルカ』が伝えている。

 しかし、ほとんどのクラブはメッシの要求する年俸を容易に満たすことができないため、彼の選択肢は限られている。5日、メッシがクラブを去ることを『マルカ』が明らかにした瞬間から、すべての注目はパリSGとマンチェスター・シティに向けられた。

 米MLSへの移籍の可能性はまだ残されているものの、メッシはまだしばらく最高レベルでのプレーを続けたいと考えているようだ。

現状では、マンチェスター・Cがメッシ獲得の有力候補となっている。しかしマンチェスター・CはMFジャック・グリーリッシュに大金を投じたばかりだ。トッテナムのFWハリー・ケインにも興味を示していたが、メッシの獲得が金銭的に容易ではないことも承知している。

バルセロナとの関係が最悪だった頃、メッシの行き先として最も可能性が高かったのはパリSGだった。しかしパリSGは、メッシがバルセロナと契約更新間近であることを認識し、撤退したという経緯がある。現在パリSGはFWキリアン・ムバッペとの契約更新に注力しているが、今回のような事態は誰も予想していなかった。

とはいえ、パリSGならすべてが完璧というわけではない。フランス『レキップ』によると、パリSGの昨シーズンの赤字は1億2千万ユーロ〜2億ユーロ(約155〜約259億円)以上になると見られており、選手を売却しなければならない状態だという。

また、フランスでは税金の問題もある。メッシの給料が3,000万ユーロ(約39億円)だとすると、クラブは年間7,000万ユーロ(約91億)をメッシに費やさなければならないことになる。

 もうひとつ、メッシの獲得が噂されていたクラブがマンチェスター・Cだ。ジョゼップ・グアルディオラ監督は、FWハリー・ケインとMFジャック・グリーリッシュを中心とした攻撃陣でチームを構成しようと考えていたが、メッシのバルセロナ退団ですべての計画が変わるだろう。

 ケインのトッテナムとの契約がまだ終わっていないこともあり、マンチェスター・Cはすでに計画を変更し、メッシに注目しているようだ。もちろん、グアルディオラ監督としても、メッシと再び仕事をしたいと思っているだろう。

 MLSという選択肢はまだあり、メッシがバルセロナと交渉する際にも考慮されていた。しかしメッシがMLSに行くのは、少なくともバルセロナであと2年経ってからという考えだった。

 メッシはどこに行くかは自由だが、あと2、3年はヨーロッパに留まり、その後、大西洋を渡ってキャリアを終える可能性が高い。

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