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バルセロナ退団のメッシ、セスクが出会いを回想「僕は愚かにも…」

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バルセロナ下部組織で共に育った2人

 モナコに所属するMFセスク・ファブレガスが、バルセロナを退団するFWリオネル・メッシへのメッセージを綴った。自身Twitterアカウントを通じて伝えている。

 セスクはバルセロナの下部組織で育ち、同世代にはメッシやDFジェラール・ピケが在籍。とてつもない才能を秘めた世代として、注目を集めていた。

 言うまでもなくメッシがその筆頭でもあるが、アルゼンチンから海を渡ってバルセロナに入った頃から変わらずに特別な存在だったようだ。セスクは以下のように出会いを振り返っている。

「13歳の時、アルゼンチン人の子どもがトライアウトに来たと聞いて、君がドレッシングルームに来た日のことをずっと覚えている」

「君は座ったまま何もしゃべらなかった。監督からは一対一のトレーニングで君に対して強くいけと言われていたが、とても小さく見えたから、一瞬でボールを奪えると思っていた。そして僕は愚かにも、君が特別な存在であることを思い知らされた。メッシに置き去りにされたことでね」

 なお、セスクは下部組織時代にアーセナルへと移り、同クラブでトップチームデビュー。それでも、2011年夏にバルセロナに帰還してゼロトップなどのポジションを務め、下部組織時代からロッカールームを共にしていた選手たちとの好連係を感じさせていた。

「僕の夢はずっとバルサのトップチームでプレーすることだった。(下部組織で)君やジェリ(ジェラール・ピケ)と一緒にプレーできたことで、その夢はさらに特別なものになったんだ」

「それは最終的に実現して、君と一緒にフォルス9でプレーできたこと、そして僕らのつながりを感じることができたことでえ、すべてが報われた気分だった。君は史上最高の選手として去る。君のいないバルサなんてありえないよ」

 バルセロナ一筋でプレーしているわけではないが、クラブ、そしてメッシに特別な思いを抱いているセスク。2020-21シーズン限りでメッシは退団することとなったが、セスクはすべてのことに感謝している。

「君が与えられてくれたすべてのもの、そして君自身のすべてに感謝する。あの競争力の高い獣の背後には、壮大で、謙虚で、親切で、懐の大きな人間がいるんだ」

 最後には「どこに行ってもきっと幸せになれると思う。愛しているよ」とメッセージを締めくくったセスク。ラ・リーガが設定するサラリーキャップが障壁となり、バルセロナ退団を余儀なくされたメッシだが、その事実はサッカー界全体に大きな衝撃を与えている。

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