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元バルサコーチ、イニエスタ“最初の日”の衝撃を語る「ビニール袋を持った細い少年が5分間で…」

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 元バルセロナコーチのアンドリース・ヨンカー氏が、初めてMFアンドレス・イニエスタを見た時の衝撃を振り返った。

 バルセロナ下部組織出身のイニエスタは、ルイス・ファン・ハール監督が同クラブを指揮していた2002年にトップチームデビュー。ヨンカー氏は当時、ファン・ハール監督のアシスタントコーチを務めていた。

 そのヨンカー氏は、イニエスタが初めてトップチームの練習に参加した時のことについて、『Goal』と『SPOX』のインタビューで以下のように振り返った。

「プレシーズン中、初めてアンドレスを見た時のことを正確に覚えている。彼はとても小さくて、細くて、青白い顔をした少年だった。ドレッシングルームに、ビニール袋を持って歩いて入ってきたんだ」

「私は最初、『この小さな少年はここで何をしているんだ?』と思った。その後、スター選手が立ち上がって、彼に拍手を送り始めたんだ。彼はU-19欧州選手権でスペイン代表として優勝した後だった。だからファーストチームの練習に参加したのだと」

「私はもう一度彼のほうを見たが、絶対に無理だと思った。ルイスにもそう伝えた。ルイスも懐疑的だったが、彼が巨大な才能を持っていると誰もが思っていたので、彼にチャンスを与えるべきだと考えた」

「そして5分間のパス・セッションが行われたんだ。そのセッションを見て、ルイスと私はお互いの顔を見て言ったよ。『こいつはヤバい』と」

 イニエスタはその後、16シーズンにわたって所属したバルセロナで公式戦674試合に出場し、9度のラ・リーガ優勝や4度のチャンピオンズリーグ制覇に貢献するなどレジェンドに。スペイン代表としてもワールドカップ優勝や2度のEURO制覇などを成し遂げ、2018年からはヴィッセル神戸でプレーしている。

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