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冨安健洋のアーセナル移籍にボローニャOBは落胆「大きな成長の余地があっただけに…」

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アーセナルに加入した冨安健洋

 移籍期間最終日にアーセナルへ移籍した日本代表DF冨安健洋について、ボローニャのOBミケーレ・パラマッティ氏が2日、地元紙『レスト・デル・カルリーノ』のインタビューに応じた際に語った。

 2019年夏にシントトロイデンからボローニャへ加入すると、2シーズンにわたってセリエAで印象的な活躍を見せた冨安。守備の全ポジションをこなすなど、優れたユーティリティ性が高く評価されており、今夏の移籍市場では、アタランタに加えて、トッテナムやレスター、ウェスト・ハム、アーセナルなどプレミアリーグ勢から熱視線を受けた。

 争奪戦は当初、トッテナムが優勢とみられたうえ、ボローニャは評価額を下回るオファーに難色を示し、一時は残留の可能性も囁かれた。しかし移籍期間最終日に移籍金2300万ユーロ(約30億円)でのアーセナル行きが決定。過去にボローニャのサイドバックとして活躍したパラマッティ氏は、かつての自身と同じように“SBの王子”として台頭しつつある冨安の退団を惜しんだ。

「残念だ。もう一度、彼をロッソブルー(ボローニャの愛想)で見たかった。なぜなら彼にはまだ、大きな成長の余地があったからだ。しかしクラブの判断も理解できる。オーナーはただ資金を投資するだけでなく、時には回収することもしなければならないからね」

 冨安の退団を巡っては、指揮官のシニシャ・ミハイロヴィッチも落胆している。『ガゼッタ・デロ・スポルト』は1日、指揮官の言葉を報道。「昨日まではボローニャに満足していたが、今日は満足度が下がった。彼の退団は予想できたことだが、期限の5、6時間前に決定しただけに残念だ」と述べている。

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