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2019年1月に右手の小指を骨折したベンゼマ、それから曲がった指のままプレーして…キャリア最盛期を迎える

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 レアル・マドリーFWカリム・ベンゼマの右手に状態についてスペイン『マルカ』がレポートし、現地で話題となっている。

 2019年1月3日のベティス戦で、DFマルク・バルトラと衝突した際に右手の小指を骨折してしまったベンゼマ。以降、同箇所に包帯を巻きながらプレーし続けているわけだが、彼はその白いガーゼともに、キャリアの中で最も充実した時期を迎えることになった。いや、最も充実した時期を迎えているからこそ、包帯を取ることができないのかもしれない。

 ベティス戦の負傷直後、ベンゼマは手術を受ければ2カ月の離脱を強いられるはずだった。しかしFWクリスティアーノ・ロナウド退団から、マドリーの最たる点取り屋となっていた彼は右手を包帯で巻いてプレーし続けることを決断。手術を受けたのは、2018-19シーズンが終了後のことである。

 手術は成功し、ベンゼマは2か月間の休養が必要となった。が、試合の欠場を望まなかった彼は、予定よりも早くマドリーに合流。そして不運にも、再び小指を痛めることになってしまった。ベンゼマは再び包帯を巻きながらプレーし続けることになり、それから現在まで時間が手術を行なっていない。

 そうして今年5月、誰もが気になっていたベンゼマの小指の状態が公にさらされている。EURO2020前、フランス代表に合流した彼の右手にはいつも巻いている包帯がなかったが、小指は第2関節から不自然に曲がっていて、正常にくっついてはいないことが明らかとなった。

 しかし指の状態と反比例するかのように、彼が骨折以降に収めている成績はただただ凄まじい。2018-19シーズンは30得点、19-20シーズンは27得点と11アシスト、そして昨季はマドリーで30得点、フランス代表として臨んだEUROで4得点を記録する暴れっぷりだった。

 ベンゼマはいつの日か、もう一度小指の手術を受けなければならないが、現時点では急いでいないのかもしれない。『マルカ』はその理由の一つとして、曲がった小指が験担ぎになっていることを指摘している。
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