元アーセナルのイアン・ライト氏は、ここまでインパクトを残す日本代表DF冨安健洋を絶賛している。

　今夏の移籍市場最終日、ボローニャからアーセナルに加入した冨安。開幕3連敗を喫し、その間9ゴールを許すなど苦しいチーム状況の中、第4節のノリッジ戦(1-0)で初先発。デビュー戦で印象的な活躍を見せると、続くバーンリー戦(1-0)では抜群の存在感を示し、クリーンシートでの連勝に大きく貢献した。

　アーセナル関係者やファンだけでなく、現地メディアでも評価が急上昇している冨安。ティエリ・アンリ氏に次ぐクラブ歴代2位の得点数(185)を誇るレジェンド、ライト氏は、自身のポッドキャスト『Wrighty's House』で「トミヤス、彼を突破できる人間がいるとは思わない」と話し、賛辞を続けた。

「彼はとても賢明な新戦力。本当に素晴らしい。もちろん、私たちが戦った2試合は、チームが良いプレーをして勝利すると予想される2試合で、期待通りだったわけでもあるがね」

　ノリッジ戦以降、カラバオカップのウィンブルドン戦(3-0)にも勝利して公式戦3連勝を達成したアーセナル。次戦の相手は、同じくノースロンドンに本拠地を置く最大のライバル、トッテナムだ。過去2試合の相手よりも手ごわいことが予想される中、冨安にとって真価を問われる戦いになる。

---

●海外組ガイド
●プレミアリーグ2021-22特集