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冨安健洋が去ったボローニャ、昇格組に4失点で伊紙「トミがいないからと許されるわけない」

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DF冨安健洋アーセナルに移籍

 昇格組のエンポリに大量失点して敗れたボローニャについて、イタリア紙『ラ・レプブリカ』のボローニャ版が27日、特集を組んだ。

 ボローニャは26日、セリエA第6節で昇格組のエンポリと敵地で対戦。開始直後のOGにより先制点を献上すると、FWムサ・バロウのゴールで一度は同点に追いついたが、その後も失点を重ね、2-4で敗れた。

 今シーズンの大量失点は、8月のコッパ・イタリア1回戦のテルナーナ戦(4-5で敗北)、18日のインテル戦(1-6で敗北)に続いて3度目。イタリア紙は日本代表DF冨安健洋が去ったボローニャの危機を巡り、分析を行った。

 まずクラブの責任として、指揮官のシニシャ・ミハイロビッチに対し「権力を与えすぎた」点を挙げている。「信頼に値するほどのパフォーマンスでなかった」にも関わらず、「折の悪い契約延長で指揮官の立場を確立させてしまった」と主張した。

 一方で、ボローニャ指揮官自身の責任にも言及している。昨シーズンまでセリエCで戦っていたテルナーナやセリエA昇格組のエンポリなど「明らかに戦力が下回るチームに恥をかかせられた。どのようにすればこの2チームに合計9ゴールも奪われるのか」と指摘。「インテルのホームで献上した6ゴールよりも、エンポリ戦での4失点の方がはるかに重大だ」と述べた。

 続けて、昨シーズンまで不動のレギュラーだった日本代表DFの退団に言及しつつ「もうトミヤスがいないからと言って、カステッラーニ(エンポリの本拠地)で4失点が許されるわけではない」と主張。「ボローニャへやって来るDFが全員、途方もなく無能であるなどあり得るのか。若手1人が成長した一方で、他の3人は下手になるのか」などと疑問を呈した。

 ボローニャのファンの間では、元サンプドリアのクラウディオ・ラニエリを指揮官に望む声が上がっているようだが、今後の動向は注目されるところだ。

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