トッテナムのFWハリー・ケインがプレミアリーグ開幕6戦連続ノーゴールと自身のワースト記録に並んだ。

　今夏の移籍市場で去就に大きな注目を集めるも、最終的にトッテナム残留を決断したケイン。EURO2020の影響などもあり、合流が遅れた同選手は、ここまで公式戦10試合で6ゴールを記録するも、プレミアリーグでは出場した6試合で依然としてネットを揺らせていない。

　ミッドウィークのNSムラ戦でハットトリックをマークした同選手にとって、シーズン最初のリーグ戦6試合でゴールがなかったのは2015-16シーズン以来6シーズンぶり。リーグ戦15ゴール以上をマークした2014-15シーズン以降では、これがキャリアワーストタイ記録となる。

　難しい状況が続く中、イングランド代表ストライカーは試合後に自身の『Twitter』で「勝利という形で先週末の結果に応えることができたことが重要だ。みんなからのたくさんのエネルギーと信念があった」とリーグ3連敗を喫した後の勝利を喜んだ。

　また、ヌーノ監督はリーグ戦で依然としてゴールのないケインについて「チームのために彼はよく頑張っている。ゴールはすぐに生まれるだろう」とエースへの信頼を強調し、以下に続けた。

「我々がタフな時期を過ごしているとみんなが理解している。選手たちがうまく連携したとき、彼らは本当に良いプレーができている。試合の中で守備面と攻撃面のバランスを見つけなくてはいけない。これが我々のフォーカスだ。良くなるために他にできることがあるのか?」

---

●プレミアリーグ2021-22特集