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無敗記録が止まったイタリア指揮官、敗北&ボヌッチ退場は受け入れても1つだけ理解できなかったこと

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選手に声をかけるロベルト・マンチーニ監督

[10.6 UNL準決勝 イタリア1-2スペイン]

 イタリア代表は6日、UEFAネーションズリーグ2020-21準決勝でスペイン代表と対戦し、1-2で敗れた。37戦無敗の世界記録を更新中だったが、2018年9月10日のポルトガル戦(●0-1)以来、約3年ぶりの黒星。試合後のロベルト・マンチーニ監督のコメントをスペイン『アス』が伝えている。

 ホームにスペインを迎えたイタリアは、前半17分にFWミケル・オヤルサバル(ソシエダ)のクロスからFWフェラン・トーレス(マンチェスター・C)に先制点を献上。同42分にはDFレオナルド・ボヌッチ(ユベントス)がMFセルヒオ・ブスケツ(バルセロナ)との空中戦で肘が入ったとしてイエローカードを受け、2枚目で退場を命じられた。

 前半アディショナルタイム2分に再びオヤルサバルのクロスからF・トーレスにネットを揺らされると、後半38分にカウンターからMFロレンツォ・ペッレグリーニ(ローマ)が1点を返したが、1-2のままタイムアップ。無敗記録は37試合で止まった。

 マンチーニ監督は「スペインはボールを支配して素晴らしい試合をした。もちろん、10人の選手でプレーするのは困難だった」と振り返り、ボヌッチの退場シーンについても言及。「あれはボヌッチのミスであり、回避可能なミスだった。レッドカードは妥当だと思う」とジャッジを受け入れている。

 一方で「理解できない」こともあった。この日の試合会場となったミランの本拠地サン・シーロでは、今夏に同クラブを退団したGKジャンルイジ・ドンナルンマ(パリSG)に対し、一部サポーターがブーイング。指揮官は「この試合はミランとパリSGではなく、イタリアだ。私はあのようなことが好きではないし、二度と起こらないことを願っている。試合中、1人の選手に向けて口笛を吹くのは良くない」と苦言を呈した。

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