[10.22 ブンデス2部第11節 デュッセルドルフ 3-1 カールスルーエ]

　ブンデス2部は22日、第11節を各地で行い、日本代表MF田中碧が所属するデュッセルドルフはホームでカールスルーエと対戦した。試合は3-1でデュッセルドルフが今季ホーム初勝利。田中は2試合ぶりの先発出場で、ボランチでプレーした。

　試合は立ち上がりにスコアが動く。前半10分、デュッセルドルフが前線からのプレッシングでボールを奪うと、MFクリストファー・ペテルソンが相手陣地中央からドリブル開始。ペナルティーエリアに侵入し、カットインから放ったシュートが相手ディフェンダーに当たり、ゴールへと吸い込まれていった。

　ホームで幸先よく先制に成功したデュッセルドルフ。ボランチに入った田中を中心に最終ラインから試合を組み立てる。

　しかし、前半22分に同点弾を許す。カールスルーエは、センターバックのDFクリストフ・コバルドから左サイドに張ったDFフィリップ・ハイゼにパス。サイドからペナルティーエリア前のスペースに入ってきたMFマルビン・バニツェクにボールを通すと、バニツェクがワントラップから右足を振り抜いた。シュートはボールにアプローチした田中の足に当たるもそのままゴールイン。試合が振り出しに戻った。

　1-1で前半を折り返すと、後半開始早々にホームチームが猛攻を仕掛ける。後半6分、ゴール前に攻め込んだデュッセルドルフは二度三度と放ったシュートが、ポストや相手GKに阻まれるなどペナルティーエリア内が混戦に。それでも、DFクリストフ・クラーラーの前にボールがこぼれると、シュートをゴールネットに突き刺した。デュッセルドルフが2-1とし、再びリードを奪う。

　さらに攻め立てるデュッセルドルフ。後半17分、最後列のDFティム・オーバードルフが前線へフィードを送ると、FWロウべン・ヘニングスが頭でサイドにコースチェンジ。駆け上がったペテルソンがゴール前に送ったクロスをDFハリド・ナライがゴールに流し込んだ。

　その後も攻め続けたホームチームが試合を支配。3-1で逃げ切り、今季ホーム初勝利を手にした。田中は後半26分までプレーし、攻守に貢献した。

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