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イブラヒモビッチが明かすセリエA復帰の舞台裏「ナポリで優勝して母国へ戻るはずが…」

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 ミランに所属するスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチが、イタリアラジオ局『Radio Deejay』のインタビューに応じて過去の移籍話に触れた。

 2020年1月に7年半ぶりに古巣ミランへ復帰すると、ステファノ・ピオリ率いるチームの快進撃に大きく貢献してきたイブラヒモビッチ。今年40歳の節目を迎えたスウェーデン人スーパースターは、LAギャラクシーを退団してセリエA復帰を目指していた2年前、当初はナポリ移籍の意思を固めていたことを明かした。

「アメリカにいた俺は、ミーノ(ライオラ)から俺の第2の故郷であるイタリアに復帰するよう勧められた。その頃、(ディエゴ・アルマンド)マラドーナのドキュメンタリーがやっていて、ナポリが勝利を収めた時のサポーターの様子などを見た。この年齢になると、前へ進むのにアドレナリンが必要になるんだ」

「俺はナポリと話をし、ミーノもすでにすべての手続きを終えていた。ところが、俺が契約にサインするはずだったその日に(会長のアウレリオ)デ・ラウレンティスが(当時の指揮官カルロ)アンチェロッティを解任したんだ。アンチェロッティとはかなり話をし、街の様子を聞いたりピッチに立った時のイメージなどを聞いたりしていたから、デ・ラウレンティスが彼を解任したことで俺は不安になった。そこで別の道を歩むことにしたんだ」

 さらに、イブラヒモビッチはセリエAでのプレーは当初、2020年6月までの予定であったことを明かした。

「家族と離れて過ごすのは簡単ではない。ナポリで4カ月間プレーし、スクデットを獲得してスウェーデンに戻るつもりだった。ところがミランに加入すると上手くいき、契約を延長することになった。俺は引退が少し怖いんだ。だから引退しなければならない瞬間がやって来るたびに、契約を延長している」

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