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「ミランを断って半端なくうれしい」モウリーニョ、敗戦で辛口も差別チャントからイブラヒモビッチを救う

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 ローマ指揮官ジョゼ・モウリーニョが6日のミラン戦終了後、記者会見に出席して試合を振り返った。イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 モウリーニョ率いる6位ローマは6日、セリエA第20節において2位ミランと敵地で激突。序盤に2点を奪われると、40分にFWタミー・エイブラハムのゴールで1点を返したが、74分にDFリック・カルスドルプが2枚目の警告で退場して数的不利になり、さらに追加点を許して1-3と敗れて7位へと後退した。

 新年の初戦を落としたモウリーニョ監督は試合終了後、敗戦の弁を述べつつ主審の判定に苦言を呈した。

「チームのパフォーマンスは気に入らなかった。カルスドルプの退場シーンまで互角に戦っていたとはいえ、技術レベルが低かったように思う。2失点目や最後のPKのシーンもそうだが、あまりに簡単にボールを失ってしまうことがあった。信じられないくらいにね。気持ちの入ったプレーだったが、技術レベルは本当に低いものだった。コントロールミスやパスミスなど技術面でかなりのミスがある。順位は我々のクオリティ相応。おそらく3~6ポイントくらい多く獲得することができたかもしれないが、だいたいこのくらいの順位だろう」

「なぜミランにはPKを与えてローマには与えないのか? 公平な判定を望みたい。確かに我々は技術面であまり良くなかったかもしれないが、常に判定に泣かされている。今日の主審の試合裁きは気に入らなかったと言わざるを得ない」

 元インテル指揮官でもあるモウリーニョ監督には、ホームのミランのサポーターから反発も見られた。するとローマ指揮官は過去にミランからオファーを受けていたことを告白。「数年前、ミランの幹部たちが新指揮官としてミラノへ私を招こうとしていた。今日の観客の反応を見る限り、あの時にオファーを断っておいて半端なくうれしく思う」と辛口トークを繰り広げた。

 そんなモウリーニョ監督だが、試合中にミランのFWズラタン・イブラヒモビッチに対して観客席のローマのサポーターから差別的なチャントが向けられると、すぐさま自陣サポーターの元へ赴いてチャントを制止する姿も見せた。
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