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「みんなには一番のお気に入りがいるから難しい」ミュラーがバロンドールや個人賞に持論

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バイエルンのFWトーマス・ミュラー

 バイエルントーマス・ミュラーは、バロンドールについての持論を展開した。

 昨年11月末に行われた2年ぶりの2021年バロンドールでは、当初からロベルト・レバンドフスキとリオネル・メッシが本命と予想される中、メッシが史上最多受賞回数を更新する7度目のトロフィーを獲得した。一方のレヴァンドフスキは1月の国際サッカー連盟(FIFA)年間ベストアウォーズで2年連続で最優秀男子選手賞に選ばれていた。

 近年ゴールを量産し、タイトルを獲得し続けるも、最も権威のある個人タイトルであるバロンドールに手の届かないレヴァンドフスキについて、ミュラーはエジプト『MBC Masr』で「あれはジャーナリストの投票によって決められると僕たちは知っているし、たとえすべてが上手くいっていても投票の数によって受賞者が決まる。だからメッシが受賞した」と話し、持論を続けた。

「でも、ミュンヘンでは僕たちは異なる意見を持っている。僕たちはロベルト・レヴァンドフスキが毎日試合に出て得点を奪うところを見ているからね。それに、エジプトではみんながモハメド・サラーが受賞に値したと思っているだろうし、十分に理解できることだ。みんなはその国やチームを代表する選手の受賞を願っているし、南米のファンやジャーナリストだって同じようにメッシを見ている」

「みんなにはそれぞれに一番のお気に入りの選手がいるから、これはいつだって難しいんだ。でも、個人タイトルはフットボールでは最も重要なものではなく、フィールド上で起きていることが最も重要なんだ」

 また、ベストアウォーズの年間最優秀男子選手賞で3位に入りながらもワールドイレブンからは漏れたサラーについても話は飛び、ミュラーはこの件についても語っている。

「みんなにはそれぞれの意見があるから、選ぶことはいつだってハードだ。モー・サラーは現時点で本当に最高のパフォーマンスを見せているし、世界中からたくさんのリスペクトを得ている。彼がベストイレブンから外れたことは残念だけど、おそらく昨夏にEUROがあったからだ」

「ヨーロッパはフットボール界に大きな影響力があり、イタリアが優勝したから自動的に複数のイタリア人がラインナップに並んだ。これは個々のパフォーマンスとチームの功績のミックスだ。20選手が選ばれるに値したとしても、4人や5人しか残れない。でも、もちろん、モー・サラーはそこ入るのにふさわしかった」

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