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クロップが鮮烈2発の南野を絶賛「完璧なパフォーマンス」“非情采配”には「辛かったかもしれないが…」

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指揮官がFW南野拓実を絶賛

 リバプールユルゲン・クロップ監督が2ゴールのFW南野拓実を「完璧なパフォーマンス」と絶賛した。クラブ公式サイトが伝えている。

 リバプールは2日、FAカップ5回戦でノリッジと対決。前線でスタメン出場した南野は0-0の前半27分、ペナルティエリア内左のDFコスタス・ツィミカスのクロスからFWディボック・オリギを経由したボールを受け、右足で豪快にネットを揺らした。

 前半39分には左CKからキッカーのツィミカスが左足でクロスを送ると、相手の頭に当たってファーへ。これをフリーで拾った南野がトラップから右足を振り抜き、再び強烈なシュートを叩き込んだ。

 チームは後半31分に失点を喫したが、2-1で逃げ切りに成功。南野はフル出場し、ベスト8進出の立役者となった。

 クロップ監督は試合後のインタビューで、南野にとってリバプールでのベストゲームだったかという質問に「そうかもしれないね」とうなずき、「並外れたゲームだった。彼は非常にシャープに見えたし、自分の中にあるものを全て示してくれた。本当に完璧なパフォーマンスだった。2ゴールは素晴らしかったが、それ以外のプレーもトップクラスだったよ。本当に良かった」と称賛。さらにプレー面以外も称えている。

「彼の性格もまさにトップクラスだ。彼が必要とされるとき、あるいは私が彼にチャンスを与えたとき、彼はトップクラスのレベルで結果を出しているんだ。本当に嬉しいよ」

 南野は今季プレミアリーグで10試合2ゴールにとどまる一方、カラバオカップでは5試合で4ゴール1アシストと大活躍を見せていた。しかし、2月27日に行われたチェルシーとの決勝(0-0、PK11-10)ではベンチ入りしながら出番を与えられず。ピッチの外で優勝を見届けた。

 クロップ監督は、それが南野の今夜のモチベーションになったのかと問われると「確かにとても残念だったことは想像に難くない」と語りつつ、「今夜のプレーが良かったのは、それが理由ではないと思う。彼は怒ったりするような人ではないからね」と否定した。

 指揮官はメンバー選考について「ドアはいつでも開いている」と強調し、「タキはカラバオカップで大きな役割を果たした。決勝でプレーできなかったことは、その瞬間は辛かったかもしれないが、長い目で見れば、彼はリバプールでカラバオカップを勝ち取ったことを振り返ることができるし、それは本当に良いことだ」と前向きに語った。


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