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ポーランドサッカー協会がFIFAに移籍ウインドーの再開を提案…ロシア脱出、ルーブル暴落、選手・クラブ双方に利点か

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 ポーランドサッカー協会(PZPN)が国際サッカー連盟(FIFA)に移籍ウインドーの緊急再開を提案している。イギリス『ガーディアン』が3日に伝えた。

 先月24日から始まったロシアのウクライナへの軍事侵攻により、サッカー界にも多大な影響を及ぼしている。FIFA、欧州サッカー連盟(UEFA)が、ロシアを国際大会から除外する共同声明を出したほか、ウクライナクラブ所属のサッカー選手、関係者が被害に遭う事態に。ロシア国内でプレーする外国籍選手の中からは移籍、退団を表明する声が多く聞かれる。

 先日には、ロシア・プレミアリーグのゼニトがウクライナ代表DFヤロスラフ・ラキツキーの退団を発表。同リーグのクラスノダールもポーランド代表MFグジェゴシュ・ クリホビアクの退団を伝え、ほか8人の外国籍選手との契約を一時停止したことを明かしていた。

 そんななか、ロシア近国のポーランドのPZPNが、FIFAに対し、1月31日に閉じた移籍ウインドーの再開を提案する書面を提出した。英紙は、ロシアへの世界的な経済制裁措置によるロシア・ルーブル(ロシア通貨)の価値暴落を機に、ユーロ(欧州単一通貨)で契約している外国籍選手への給料支払いに苦しむロシアクラブが出てくることを予想。移籍ウインドー再開はクラブ、選手双方にとって利点があると思われる。

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