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ミランを首位に導いたジルー「おれはリーダーではない。アニキだ」

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決勝ゴールを挙げたFWオリビエ・ジルー

 ミランは6日のセリエA第28節でナポリに勝利。同勝ち点同士の上位対決を制し、暫定首位に浮上した。決勝点を挙げたのは、35歳のフランス代表FWオリビエ・ジルー。試合後に『DAZN』のインタビューに答えた。

 同勝ち点57で1位2位に並ぶ両者。前半をスコアレスで折り返すと、後半4分に試合が動く。

 中盤右サイドからMFサンドロ・トナーリがFKを蹴り、敵陣PA内で混戦に。ボールは一度PA手前に転がり、DFダビデ・カラブリアが鋭い右足シュートを放つ。すると、ゴール前のジルーが瞬時に反応。ワンタッチでボールの軌道を変え、ゴールに流し込んだ。

 この得点が決勝点となり、ミランが1-0で勝利。ジルーは後半途中で負傷により交代したが、試合後のインタビューで「優勝を争うライバルとの試合だった。この勝ち点3は非常に重要だ」と喜びを語る。

「決定的な試合内容ではなかったが、それでも勝つことが大事だ。自分たちのサッカーをするという断固たる決意で、エネルギーとモチベーションを上げ、とても良いスタートを切れた。最後まで集中していたから、当然の勝利だ」

 40歳のFWズラタン・イブラヒモビッチは今節に復帰を果たしたが、それでもまだ万全とはいえない。35歳のジルーは謙虚ながらも「自分はリーダーになりたいわけではない。私の仕事は若手たちの“兄貴分”になることでもある。みんなクオリティは高いが、もっと話さなければいけない。私はピッチ上でのコミュニケーションの重要性をわかっている。だから、それを促そうとしているよ」と自身の役割を説いた。

 ジルーは、試合中にすね部分に大きな切り傷を負う場面もあった。「縫う必要があると思うけど、大丈夫」と重傷ではないことをアピールしている。

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