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「ロナウドとメッシはもはや世界最高ではない」ネビル氏、サッカー界の主役の移り変わりを語る

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パリSGのFWリオネル・メッシ

 元イングランド代表で解説者のガリー・ネビル氏が、“世界最高の選手論争”の対象がすでに移り変わっていると主張した。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。

 世界、あるいは史上最高の選手として長らく争ってきたパリSGのFWリオネル・メッシマンチェスター・ユナイテッドFWクリスティアーノ・ロナウド。10数年にわたって両者がサッカー界の頂点と見なされてきた。

 しかし、現在ではFWキリアン・ムバッペやFWアーリング・ハーランドといった若くして頭角を現す選手や、FWモハメド・サラーやFWロベルト・レバンドフスキなど並外れた成績を残している選手も目立っている。

 ネビル氏は「ロナウドとメッシはもはや世界最高の選手ではない」と主張。ムバッペこそ次なる主役になる選手だと語った。

「ムバッペは偉大な選手にトロフィーがつきものだと分かっている。UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)とワールドカップ(W杯)は、ムバッペが彼ら(C・ロナウドとメッシ)の後継者になるための栄冠だ。ムバッペは今、そのレベルにある」

 また、ネビル氏は「ロナウドとメッシのキャリアの終わりが近づいていることは間違いない」とも。C・ロナウドは37歳、メッシは34歳と、一般的にサッカー選手としては大ベテランの年齢だ。

「ロナウドとメッシの体力を考慮すればあと3、4年はプレーできるだろうが、力を弱めていることは間違いない。現時点で、一人しか選べないとして世界のどの選手とサインをするかを尋ねれば、メッシやロナウドとは誰も言わないだろう。彼らはおそらく、ムバッペやアーリング・ハーランド、モハメド・サラー、ロベルト・レバンドフスキというはずだ」

 そして、そのシミュレーションこそロナウドとメッシが「以前のレベルからは衰退している最も明確な兆候」と強調する。反対に「ムバッペは絶対的にセンセーショナルだ」と語り、CLでの結果が今後を左右するだろうとの視点を伝えた。

「今季、パリSGでチャンピオンズリーグを制覇する必要がある。それと(すでに手にしている)ワールドカップは、ロナウドとメッシの後継者になるための最高の栄冠だ。世界最高の選手になるためにそれらのトロフィーを獲得する必要があると言っているわけではないが、獲得したチームでプレーすることで地位を揺るぎないものにすることができる」

 ムバッペが所属するパリSGは9日、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)ラウンド16の第2戦でレアル・マドリーと激突。第1戦では後半ATに決勝点を沈めてクラブを勝利に導いたムバッペだが、第2戦でもセンセーショナルな活躍を披露することはできるのだろうか。

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