beacon

チェルシーの胸スポンサー『3』が契約停止を発表…ブランドロゴ除去をクラブに要請

このエントリーをはてなブックマークに追加

チェルシーのユニフォームのメインスポンサーである『スリー』が、クラブとの契約停止を発表した。

2月24日から始まったロシア軍によるウクライナ侵攻を受け、ウラジーミル・プーチン氏と関係が深いロシア人実業家のロマン・アブラモヴィッチ氏がオーナーを務めるチェルシーは大きく揺れている。イギリス政府からの制裁を受ける可能性があった同氏は今月2日、クラブの売却を明言していた。

しかし10日、イギリス政府はロシアへの制裁の一環として、アブラモヴィッチ氏の資産凍結を発表。この制裁により、チェルシーは試合の一般チケットやグッズの販売、選手の獲得などが不可能に。クラブショップなども閉鎖されることになり、また、選手の獲得や現在チームに所属している選手との新契約締結もできない状況に追い込まれた。

そして、昨シーズンに年間4000万ポンド(約61億円)の契約を締結したユニフォームのメインスポンサーを務めるイギリスの電気通信事業者『スリー』が、チェルシーとの契約停止を決断している。

『スリー』は声明の中で「私たちはチェルシーに対して、今後の通知があるまでユニフォームとスタジアム周辺からブランド名を取り除くことを含めた、クラブとのスポンサーシップを一時的に停止することを要請した。この決定がチェルシーファンに大きな影響を与えると理解しているが、現在の情勢や政府の制裁を受け、これが正しいことであると感じている」と伝えた。

また、2018年から年間1000万ポンド(約15億円)の契約を結ぶ韓国自動車会社『ヒュンダイ』もオーナーの資産凍結を受け、「私たちはチェルシーの状況を評価している」と伝えた。ただし、現時点で『スリー』とは異なり契約停止には動いていない。

●プレミアリーグ2021-22特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP