beacon

チェルシーに追い打ち…クラブのクレジットカード利用が一時停止

このエントリーをはてなブックマークに追加

厳しい状況に追い込まれているチェルシー

 チェルシーのオーナーを務めるロシア人富豪ロマン・アブラモビッチ氏がイギリス政府から受けた制裁に関連し、クラブのクレジットカードの利用が一時停止されたとイギリス『スカイ・スポーツ』など複数メディアが報じた。

 イギリス政府は、ウクライナに侵攻したロシアのウラジミール・プーチン大統領とアブラモビッチ氏が密接な関係にあったことから、同氏の資産を凍結。イギリス国内で金儲けをさせるのを防ぐための措置となっている。

 さらに政府はチェルシーに特別ライセンスを与え、試合開催、給与の支払い、既存のチケットホルダーの試合観戦を許可した一方、選手の契約更新や移籍、試合チケットを新たに販売することなどを禁じた。

 厳しい制限をかけられる中、ロンドンに本拠を置く国際金融グループ『バークレイズ』によって、チェルシーの法人向けクレジットカードの使用も一時停止されたようだ。一部報道では銀行口座も凍結されたと伝えられたが、チェルシー側は銀行口座については現在も使用可能だと述べているという。

 先日には胸スポンサーであるイギリスの携帯電話会社『Three』との契約が一時停止となったチェルシー。クラブ運営への大きな影響が懸念されている。

 アブラモビッチ氏は制裁対象となる以前にクラブ売却を表明していたが、政府からの制裁で現在は売却の動きがストップしている状況だ。政府はアブラモビッチ氏が取り引きで利益を得ないことを条件にできるだけ早い売却を望んでおり、それを実現するために特別ライセンスを発行する用意もしているとみられる。

●プレミアリーグ2021-22特集

TOP