beacon

アザール、「キャリア最高の状態」も出番なしで不満募らす…レアルは今夏売却へ

このエントリーをはてなブックマークに追加

レアル・マドリーFWエデン・アザール

 レアル・マドリーFWエデン・アザールは、現状に不満を溜めているようだ。

 2019年夏にチェルシーから1億ユーロ(約132億円)の移籍金で、念願のレアル・マドリー加入を実現させたアザール。しかし、ここまでの2年半余りで公式戦65試合の出場にとどまり、今シーズンは公式戦22試合でわずかに1ゴールと、当初の期待を大幅に下回る状況が続いている。先日のバルセロナとの“エル・クラシコ”(0-4)でも出番がなく、最後にピッチに立ったのは1か月前となっている。

 それでも、アザールの現在のコンディションは良好なようだ。同選手の関係者は『GOAL』に対して「彼は本当に(クラシコで)プレーしたがっていたから悲しんでいる。これまでのキャリアの中で最も状態が良い」と明かしていた。

 しかし、現状でカルロ・アンチェロッティ監督は左ウイングにビニシウス・ジュニオールを起用しており、同選手も指揮官の期待に応えるだけの活躍を残しているため、アザールの状況は厳しいまま。これを受け、ベルギー代表FWは相当なフラストレーションを溜めているようだ。

 そんなアザールに対して、レアル・マドリーは今夏の放出を目論む様子。しかし、手取り1400万ユーロ(約19億円)とされるサラリーを受け取る同選手の買い手を見つけることは困難で、サラリーの一部を負担しての期限付き移籍が唯一の現実的な方法であると予想される。

 新天地に関しては、古巣のチェルシーが可能性のある移籍先と見られていたが、オーナーのロマン・アブラモビッチ氏への制裁により、現在選手の移籍が禁止される状態。そのため、今夏に元エースを獲得することは非現実的だ。

 アザール自身はレアル・マドリーに混乱をもたらしたくはないと考えており、自身の今後のキャリアを考慮して忍耐強く解決策が見つかるのを待つ模様。一方で、レアル・マドリー首脳陣は夏の移籍市場に向けて、同選手の状況のモニタリングを続けることになるようだ。

●ラ・リーガ2021-22特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP