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25歳のエンポリGK、ウクライナから逃れた8歳のサッカー少年を自宅で受け入れ神対応

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 エンポリのGKグリエルモ・ビカーリオが、ウクライナから逃れた母子を自宅で受け入れた。イタリアメディア『スカイスポーツ』が28日、伝えている。

 今シーズン、昇格組のエンポリでリーグ戦30試合に出場し、13位と好成績を収めるチームに貢献してきたビカーリオ。そんな中、25歳のGKは、ロシアの軍事侵攻から逃れてきたウクライナ難民の家族に手を差し伸べた。

 イタリアへは、すでに6万人以上のウクライナ市民が避難。このうちの9割が女性や未成年とされている。ビカーリオは、こうしてウクライナから逃れてきた8歳の少年とその母親を、自身の故郷ウディネにある自宅で受け入れた。父親はウクライナに残り、前線で戦っているが、少なくとも母子は安全なイタリアの地で生活を送ることができる。

 またエンポリGKは、サッカーが大好きだというこのウクライナ人少年にユニフォームをプレゼントしたほか、イタリアでサッカーを続けることができるよう、少年のために登録可能なチームを模索している。イタリアメディアは、そんなビカーリオのピッチ外での社会貢献について、「エンポリGKの素晴らしい計らい。彼が主役を演じているのはリーグ戦だけではない。偉大な心を持った若者だ」と称えた。
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