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マラドーナ氏“神の手ゴール”時のシャツを巡り論争…オークションで6億円超も家族が偽物と主張

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 ディエゴ・マラドーナ氏が“神の手ゴール”を決めた際に着ていたとされるシャツを巡り、論争が起きている。

 1986年メキシコ・ワールドカップ(W杯)準々決勝、イングランド代表戦で当時アルゼンチン代表としてプレーしていたマラドーナ氏が決めた“神の手ゴール”。その試合でマラドーナ氏とユニフォーム交換していた元イングランド代表のスティーブ・ホッジ氏が、そのシャツをオークションに出品している。

 値段は400万ポンド(約6億4000万円)にも上ると見込まれているが、マラドーナ氏の家族はそのシャツが“神の手ゴール”を決めた瞬間に着用していたものではないと主張。売り抜け目前にして、混乱に包まれている。

 娘のダルマ・マラドーナさんはオークションの出品物は「父が後半に着ていたシャツではない」と発言。“神の手ゴール”はイングランド戦の後半6分に生まれたが、ユニフォーム交換には着ていたものと別のシャツを使ったと示唆した。

 また、ダルマさんは「ホッジは持っていないし、誰が持っているかは知っている。ただ、誰が持っているかは言いたくない。そんなの狂っているからね」とも語っており、確信があることをほのめかしている。

 なお、これまでスポーツ選手の試合用シャツの最高売却額はベーブ・ルース氏の560万ドル(現在のレートで約6億9000万円)。マラドーナ氏のシャツも近い価格で売却される可能性があるが、本物かどうかを巡っては論争が続くかもしれない。
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