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「醜い勝利」を喜ぶアルテタ、3位チェルシーと勝ち点3差に「重圧はあるがビッグチャンスもある」

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アーセナルミケル・アルテタ監督

 アーセナルミケル・アルテタ監督が、トップ4フィニッシュへ意気込みを語っている。

 1日に行われたプレミアリーグ第35節で、ウエスト・ハムと対戦したアーセナル。難敵相手にCKからロブ・ホールディングのゴールで先制すると、一時追いつかれたものの、後半に再びセットプレーの流れからガブリエウが勝ち越し弾。リードを守りきり、2-1で勝利を収めた。

 トップ4フィニッシュを目指す中、第31節からの3連敗で苦しくなったアーセナル。しかし、その後チェルシー(4-2)、マンチェスター・ユナイテッド(3-1)、ウエスト・ハム(2-1)と上位陣相手に3連勝。残り4試合となった中、勝ち点63で4位をキープし、さらに3位チェルシーには勝ち点3差まで迫っている。

 試合後、アルテタ監督は会見で「本当に大きな勝利だ。難しい状況ではあったよ。ボール保持時の判断や攻撃時のスペース活用、そのタイミングや効率性の面では苦しんだからね」と語っている。

「それでもチームは偉大なキャラクターを示し、諦めずに正しいことにトライし続けた。守備における難しい場面のコントロールを理解したのは驚異的だったね。イングランドでは『醜く勝つ』なんて言い方をするが、私の目から見ても今日はそうだった。こうやって勝利への道筋を見つけ、今日のような個性を発揮するチームが見られて本当に嬉しい」

 また、3位チェルシーに追いつけるかどうか問われた指揮官は「数字上はすべてがオープンであるが、(次節)リーズ戦でまた勝利しないとね。このプレッシャーの中で我々は戦わなければならないし、大きなチャンスもある。その意欲とモチベーションが何かをやり続ける原動力になっているんだ」とコメント。トップ4フィニッシュへ意気込んでいる。

 なお、ウエスト・ハム戦前に行われたトッテナム対レスターは、トッテナムが3-1で勝利。勝ち点2差の5位に続き、激しいチャンピオンズリーグ出場権争いが続いている。アルテタ監督は「試合前にトッテナムの結果を選手たちが知るのを止められたら?」と問われると、「時間の無駄だね。選手もスタッフも携帯電話を持っていて、みんな知っているんだから。事前にわかっていたし、次の週も、おそらく最終節までそれは変わらない」と答えている。

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