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絶対に防げない軌道に“フライングドライブシュート”…ハンブルガーSVが5年ぶりのブンデス1部昇格に王手

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得点を挙げたMFルドビト・ライス

 ハンブルガーSVは19日、ブンデスリーガの昇降格プレーオフでヘルタ・ベルリンに1-0の勝利。MFルドビト・ライスのスーパーショットが決勝点となり、5年ぶりの1部昇格に王手をかけた。

 2017-18シーズンのクラブ史上初となる降格から4シーズンを2部で過ごすハンブルガーSV。しかし、5年ぶりの1部昇格まであと一歩に迫っている。リーグ戦を3位で終え、1部16位のヘルタ・ベルリンと昇降格プレーオフへ。19日に第1戦が行われた。

 拮抗した展開のまま、前半はスコアレス。そして後半12分、スーパーシュートで均衡が崩れた。

 ハンブルガーSVはゆっくりと左サイドに展開。すると、ライスがPA左のライン付近に抜け、スルーパスに反応する。相手選手のブロックを予期したライスは左足ダイレクトでシュート。複雑な回転がかかったボールは空中で綺麗な弧を描く。相手GKの頭上を越え、ゴール右ポストの芯を叩き、そのままゴールラインを割った。

 ライスのスーパーゴールが決勝点となり、ハンブルガーSVは1-0で勝利。昇格に向けて大きな一歩となった。第2戦は23日に行われる。

 試合後、クラブ公式サイトではライスのコメントを掲載。「ゴールはどうであれゴール。決め方は問わないよ」と冷静さを見せつつ「ピッチ上では最高の気分だったけどね」と喜びも垣間見せた。「重要な勝利。良い一歩を踏んだが、まだ次の試合がある。集中力を維持しないと」と次戦に目を向けた。


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