ナポリに所属するセネガル代表DFカリドゥ・クリバリ(31)のチェルシー加入が16日に正式決定した。チェルシーの発表によると、契約期間は2026年までの4年間。イギリス『ミラー』は移籍金3380万ポンド(約56億円)と伝えている。

　チェルシーは今夏、すでにDFアントニオ・リュディガー(→R・マドリー)とDFアンドレアス・クリステンセン(→バルセロナ)を放出し、主将DFセサル・アスピリクエタの去就も不透明な状況。守備陣の補強が急務となる中、セリエA屈指のセンターバックの獲得に成功した。

　クリバリはフランスのメスからベルギーのゲンクを経て、2014年夏にナポリへ移籍。8シーズンでクラブ通算317試合に出場し、2019-20シーズンのコッパ・イタリア優勝などに貢献した。セネガル代表では国際Aマッチ通算62試合に出場。今冬にはキャプテンとして母国をアフリカネイションズカップ初制覇に導いた。

　チェルシー加入に際し、クラブ公式サイトを通じて「このチームと一緒にいられて、とても幸せだ! 世界のビッグチームだし、僕の夢は常にプレミアリーグでプレーすることだった。2016年にチェルシーが最初に僕を獲得しに来たけど、契約には至らなかった 。今、チェルシーが僕のところに来たとき、僕は本当にプレミアリーグでプレーすることを望んでいたので、それを受け入れた」と喜びのコメント。「ロンドンでたくさんのファンに会ったし、飛行機の中でもみんなが僕がここにいることを喜んでくれた。だから、ファンに感謝したいし、今季が本当に良いものになり、ファンに良い瞬間を与えられることを願っている」と意欲を示した。

　これでFWラヒーム・スターリング(←マンチェスター・C)に続く今夏2人目の獲得となったチェルシー。会長兼共同経営者のトッド・ベーリー氏は「カリドゥ・クリバリは世界有数のエリートディフェンダーであり、彼をチェルシーに迎えることができ、大変うれしく思っている。素晴らしいリーダーであり、模範的なチームプレーヤーであるカリドゥは、豊富な経験と特性をもたらしてくれ、我々のチームとクラブ全体に貢献してくれるだろう」と期待を語った。

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