シャルケに加入した日本代表DF吉田麻也はファンの間で早くも大人気のようだ。地元メディア『Der Westen』が報じている。

　サンプドリアを退団した吉田は、5日に1年延長オプション付きの1年契約でシャルケへの加入が発表された。1部復帰に大きく貢献するも財政面から完全移籍が実現しなかった日本代表DF板倉滉と入れ替わる格好で加わり、チームがオーストリアでのプレシーズンキャンプで臨んだ13日のサレルニターナ戦(0-0)に先発し新天地デビューを果たすと、17日のアウクスブルク戦(1-1)にもスタメンに名を連ね、後半15分までプレーした。

『Der Westen』はアウクスブルク戦について「シャルケの守備は安定し、落ち着き払っていた様子。ロイヤルブルーが許したのは1チャンスのみ」と指摘。2試合とも4バックの1人としてプレーした吉田のパフォーマンスについては「吉田は力強いデュエル、正確なパス、そして信じられないほどの落ち着きぶりを見せ、輝きを放った」と称賛した。また、このように続けた。

「ベテランがシーズンを通してこのレベルを維持できるとしたら、シュレーダー(ルーベン・シュレーダーSD)はまたもロイヤルトランスファーに成功したと言えるだろう。シャルケのファンたちからの称賛の声ももうすでに止まらない」

　同メディアはそんなファンの喜びのコメントも紹介している。

「彼はプレイステーションから出て来たのか?」

「ヨシダはものすごい落ち着きぶりを持ち込んでくれる。信じられない」

「ヨシダはまたもドン・シュレーダーによるロイヤルトランスファーだ」

「(トム)クラウスとヨシダが希望を与えてくれる」

「日本人DFは何をするにしても何故こんなにいつも冷静なのか?」

　元日本代表DF内田篤人氏(2010年～17年)や板倉に続いて、同クラブのトップチームでは3人目の日本人選手となる吉田。シーズン開幕前からメディアやファンが寄せる期待が膨らみつつあるようだ。

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