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田中碧が新シーズンに好スタート、満足するデュッセルドルフ監督「彼は一歩前に踏み出した」

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指揮官がMF田中碧を称賛

 ブンデスリーガ2部デュッセルドルフのダニエル・ティウーネ監督は、日本代表MF田中碧のパフォーマンスに満足しているようだ。

 2021年夏に川崎フロンターレからのレンタルでデュッセルドルフへ渡った田中は、クラブが今夏買い取りオプションを行使し完全移籍移行。今季のリーグ戦2試合、それぞれ2-1での勝利を収めた開幕節のマグデブルグとのアウェーマッチ、ホームでの第2節パーダーボルン戦ではトップ下でプレーする中、精力的にボールを奪取する場面が目立ち、ドイツ誌『キッカー』ではマン・オブ・ザ・マッチ(マグデブルク戦)に選ばれるなど称賛の声が上がっている。

 パーダーボルン戦後の会見では、そんな田中について現地メディアの記者が「アオ・タナカは特に前半のプレーがすごく良かったと思う。セントラルのエリアでたくさんのデュエルを制したが、これこそ貴方が期待するアオの姿なのか、まだ改善すべきポイントがあると思うのか」と質問。ティウーネ監督は「プレッシャーのある中での判断はもう少し早くできるはずだ。試合中何回かシンプルなボールロストもあった」と指摘しつつ、こう続けた。

「彼のプレーを楽しむ様子、活発にプレーする様子……私も彼は一歩前に踏み出したと感じている。ボール奪取のプロセスによってもそれが示されている。我々もそれらをとてもポジティブに受け止め喜んでいる。それに先週も話したと思うが、日本のフル代表である理由はちゃんとあるものだよ」

 なお田中本人は先日にクラブの公式ウェブサイトが掲載したインタビューで自身のコンディションについて言及。「自分の中では1年半やってきて、今思えばですけどすごく疲れていたんだというのは感じるので、そこは改めて休む重要性っていうのを感じましたし、これから長くサッカーをやっていく上ですごく重要なんだと気付かせてくれました」と認めると、次のようにも話していた。

「現時点で今プレーが良いというよりかは、心と身体のコンディションが良いので、別にプレーは良くても悪くても、そこのコンディションがよければ勝手にプレーはついてくるし、その心と身体の状態が良いっていうのは良い状態かなと思います」

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