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マンチェスター・U退団希望のC・ロナウドに伊紙が辛らつ「ユーベを去った過ちと悲しい行く末」

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ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド

 マンチェスター・ユナイテッドに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドに対し、イタリア紙『トゥット・スポルト』が4日、批判的な見解を示した。

 37歳のC・ロナウドは昨夏、3シーズンを過ごしたユベントスを移籍期間終了間際に退団して、古巣のマンチェスター・Uへ復帰。だが、チームがプレミアリーグを6位で終えてUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場権を逃したことから、わずか1年で移籍を志願していることが報じられた。

 イタリア紙はそんなC・ロナウドについて、「ユーベを去った過ちと悲しい行く末」との見出しで特集。辛らつな言葉を綴っている。1年前のユベントス退団について、「理由は単純。限界より少し上を目指すポルトガル人選手は、自身の野心にふさわしくないクラブと判断したのだろう」と指摘。「確かに模範的なプロフェッショナルではあるが、練習量や復帰先マンチェスター・Uの真の価値とは別に、年を重ねていく自身の年齢を重視しなかったのだろう」と続けた。さらにイタリア紙は厳しい指摘を続ける。

「こうして、彼が歴史的な出場記録やゴール記録を達成するために何よりも気にかけているCLに関して言えば、ユベントスに残留した場合より、良い結果にはならなかった。昨シーズンは両チームともにベスト16敗退だったが、来シーズンはユベントスが大会に出場する一方、レッドデビルズはヨーロッパリーグでしか実力を示すことができない。健全な自己批判ができるのなら、C・ロナウド氏は『失敗した』という言葉しか言えないはずだ」

「だが彼は『失敗した』という言葉を発することはできないはずであり、その言葉を我々が聞くことは決してないだろう。その代わりに、自身の代理人(ジョルジュ)メンデスを通じて、彼のXLサイズの高額年俸2800万ユーロ(約38億円)を支払う能力があり、CLに出場する数少ない億万長者のクラブに逆オファーをしている。そこでパリSGやアトレティコ・マドリー移籍の噂話が囁かれた」

 マンチェスター・Uのタイとオーストラリアでのプレシーズンツアーを欠席したC・ロナウド。続いてオールドトラフォードで行われたラージョ戦では試合終了前に帰宅し、指揮官エリック・テン・ハフから注意を受けた。イタリア紙はそんな37歳FWについて、「時は流れ去るが、悪癖は残る。むしろ年を重ねればもっとひどくなる。美徳とは若者のものだ」と辛らつに締めくくった。
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