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板倉滉との再会へシャルケSDは”親心”「ボルシアMGで馴染んでプレーしているのを見ると心が躍るもの」

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DF板倉滉

 シャルケは13日に行われるブンデスリーガ第2節でボルシアMGと対戦。ルーベン・シュレーダーSD(スポーツディレクター)は“昇格のヒーロー”の1人だった板倉滉との対決は複雑な心境のようだ。

 昨季マンチェスター・シティからのレンタルでシャルケでプレーしていた板倉は守備陣の中心的存在として1シーズンでの1部復帰に大きく貢献。だが、財政状況が厳しいシャルケは今夏その買い取りオプションの行使を断念し、同選手は完全移籍でボルシアMGへ渡ることになった。

 サンプドリアから退団した吉田麻也を獲得したシャルケだが、第2節で早速板倉と再会することに。フランク・クラマー監督とともにボルシアMGとのホームマッチに向けた会見に臨んだシュレーダーSDは記者に「昇格したチームの1選手が相手のチームでプレーしシャルケサポーターの多くは心が痛んでいる。イタクラとは今週コンタクトがあったか、そして花束を渡す予定はあるのか」と問われると、このように返答した。

「それは予定していない。だが決して感謝の気持ちがないからというわけではなく、プロフェッショナルな姿勢をもっていつもと同じようにブンデスリーガの試合に向けて準備をしたいからだ。グラットバッハ側もこっちが彼らのプレーヤーに花束など渡したりすることを好まないだろう。そういうのはほかの場でやればいいと思う」

「確かに悲しい気持ちもある。それでも、コウの様子、彼があっち(ボルシアMG)にいかに馴染み、いかにフレキシブルな対応を見せながらプレーしているかを見ると、私個人もここのみんなも、心が躍るものだ」

「ブルーとホワイトのユニフォーム姿を見続けたかった。だが、もう過去のことだ。うちにはマヤといった日本代表のキャプテンがいる。そして、マヤはもちろんこの対決に勝つことを目指している。コウは土曜日の試合では我々の対戦相手だ。試合以外ではどんな関係かは別として、その90分間はコウに勝つことを目指さなければならない」

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