チェルシーのトーマス・トゥヘル監督は、FWピエール・エメリク・オーバメヤンが9番のジンクスを打ち破ると期待した。

　今夏の移籍市場でストライカーの獲得に動いたチェルシーは、デッドラインデーにバルセロナからオーバメヤンを獲得。ドルトムント時代に指導を受けたトゥヘル監督とロンドンの地で4年半ぶりに再会することになった。

　そんなオーバメヤンがチェルシーで背負う背番号は9番に決定。フェルナンド・トーレスやアルバロ・モラタ、ゴンサロ・イグアイン、ロメル・ルカクとこれまでに世界的なストライカーが着用したものの、いずれの選手も期待には応えられず、“呪いの9番”とも形容されている。

　しかし、トゥヘル監督はオーバメヤンがこの呪いを解くことを期待するようだ。2日のプレスカンファレンスで同指揮官は「オーバは過去やこの背番号の意味を恐れてはいない。彼は自身の歴史を作り出すために戦う準備ができているし、9番を背負うということは彼に十分な勇気があることを意味している」と話し、思いを語っている。

「私の考えでは、オーバはいつだって戦うことや挑戦に直面することに喜びを感じているから、たくさんの挑戦に直面することで彼はさらに良くなる。彼が9番の呪いを乗り越えたいのなら、特定の人間を見返し、それからさらに良くなって行くことになる」

「彼はポジティブな影響を与えている。彼は挑戦を見据えているし、ピッチに立ってゴールを奪うことに幸せを感じている。これこそ我々が求めているものだ」

　ただし、先日に強盗被害に遭い、あごの骨を骨折したオーバメヤンには、プレーするためにプロテクトマスクが必要で、デビューは来週以降になることが予想されている。

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